TOUR 2010「ボックストリートボーイズ」@水戸ライトハウス


水戸の観客は非常にアツかった。それに呼応するかのような、アツい良いライブでした。悔しいくらい。水戸っ子に嫉妬しちゃうくらい。あまりのアツさにバスドラの皮破けちゃうくらい。

一曲目は、その間5メートル。じわじわと、身体に音が浸透していく。
WORLD IS MINEになった時の観客の盛り上がりっぷりがすごかった。待ちわびてたんだなぁ、ということが感じられる。続いて、トライデント。今ツアー、毎回やってるかな。龍さんの決意が込められた2曲が連続でくるなんて、心憎いことをしてくれる。


小高「久しぶりだな、水戸ー!」
水戸の観客、すっごくアツい。新潟と張るくらい。(ランクは以前新潟でラジオのレギュラーを持っていたせいか、新潟のライブはとても盛り上がる、気がする。)だから、この小高くんの挨拶もすごく嬉しそうに見えた。


小高「朔日。」
とタイトルコール。さくじつ、でいいんだ。鬱屈した歌詞だけど、どこか軽快なリズムとのバランスがいいのかな。『それでもまだ生きてる』って歌詞がランクっぽい。idのうねりがすごかった。会場の熱気を巻き込むかのようで。いいなぁ、水戸。


4人の音が一斉に鳴らされる。低音の効いた音圧に圧倒されて、一体何が起こったのか一瞬理解できなかった。あれ、今までここは呼吸じゃなかったっけ?
零時だ。びっくりした。個人的に呼吸〜echoの流れが好きで、ここはツアー中崩さ
ないだろうと思っていたから意外。今回のツアーのセットリストは、前半が重っ苦しい。私はそこが好きなんだけど、その重苦しさが余計に強調されていたようだった。4年半くらい前のこの曲を歌う小高くんは、聴いてる方が心配になってしまうような危うさがあった。今はそんな風には感じないけど、演奏の方に感情が表れているようで。アウトロの凄まじさはたまらないなー。全てをぶつけるようにして終わったので、echoへの繋ぎはちょっと違和感。そこで一旦止めて欲しかったかな。

echo〜音のない部屋という新譜の曲の連続。どちらもライブで化けるだろうなぁ、と思われる曲だけど、どんどん沁みるようになってきた。後半になって聴くのが楽しみ。


小高「会いたかったぜ水戸ー!今日は本当はゲストを迎えてやるはずやったんだけ
ど、まぁ…大人の事情で(苦笑)その分たくさん聴けるからええやろー?」
だから時間的に帰れそうだから来ちゃった、ってのもあるんだけど。本当はゲスト誰だったんだろうなー。気になる。


花は生きることを迷わないのAメロが、1フレーズ終わるか終わらないかくらいのところで、龍さんが両手を広げてストップ!と立ち上がる。何かと思えば、バスドラのキックが当たる部分が破れてしまったとのことで。思わぬところでトラブル発生。
合田「まぁ、ライブやからね。」

すると、小高くんがギターをポロロンと弾きつつ歌い始める。
『キックドラム(?)が壊れた〜 そういえば前にもこんなことがあったな あれは確かカウントダウンの時の1曲目 でも俺らはカウントダウンを任されていたから そのまま続けた〜 でも今日はこんなことになってしまったから こんな歌を歌える〜 これから壮ちゃんの泣きのギターが始まる〜 山ちゃーん!』
こんなかんじ。とっても寂しげなメロディーです。ブルースです。壮さん、キュインキュインと泣きのギターが始まる。機材の交換は割と早く終わったので、あんまり長々とは聴けなかったけれども。いいもの聴けました(笑)


月光少年の時。『月が光っておりました』で、ステージ後方に満月が浮かび上がった!!とても大きな満月を映していて、タイミングもバッチリで、すごく感動してしまった。その後も消えたり出てきたり。まさに、『この手に掴めるような』ね。会場側が準備してくれたのか、ランク側が準備したのかわからないけど、ありがとう!
そんなこんなでテンションが上がっていたので、ぐるぐるも楽しかった。ていうか、やっぱり水戸アツいわ!前に人が詰め掛けて、ぽっかり空間が空いてしまった。


アンコールはまず龍さんが出てくる。あ、さっきの破れたバスドラの打面を持って
る。
石川「プレゼントとかしちゃおうか?欲しい人、いる?」
ハーイ、ハーイ!(笑)
石川「みんな今テンション上がっちゃってるからハーイ!とか言うけど…絶対後で
持って帰るの大変だよ?」
でもやっぱり欲しい!ってことで、ジャンケンで龍さんに最後まで勝った人がもらえることに。私は、最後まで残ったけど、最後の最後であいこだったんだよ…(泣)まぁ、水戸から横浜まで持って帰るのはかなり大変だと思いますが!


やりとりが終わると、他のメンバーも出てきて。プレゼントしたんだ、ってことを知ると…
小高「龍のマッスルが染み込んだ…」
合田「や、マッスルは染み込まんでしょ(笑)」
小高「龍のマッスルの…収縮と…弛緩による…年月を経た…」←もはや意味不明
でもそれ聞いてやっぱりちょっと欲しくなった(笑)客席から「勲章だ!」って声も上がったけど、ホントそうだよね。

小高「今テンション上がっとるからええけど…(後で困らない?)」
それ、龍さんにも言われてました(笑)


合田「物販の話とかした?」
石川「ちょっと…Tシャツとかタオルとか。」
やまかんという缶がありまして…と壮さんに話を振る。
山下「絵は小高が描いてくれたんだけど…デザインは別か。いいものが…こういうの(バックを肩にかける素振り)とか入ってるんで。残っちゃうと寂しいので、買ってください。そろそろ何が入ってるか言っていいのかな?そのうち、ホームページでアップするから。」
小高「ホームページのどこに載るの?」
合田「FROM STAFFってところじゃない?」
小高「俺、それどこにあるのか知らんわ…。」
合田「ホームページ覚醒したのにー!」


あと、グッズって何があったっけ?という話から
小高「グッズ何があるか把握しとらん。」
合田「あー、じゃあグッズのこと知らなくても言えることはあるでしょ。」
小高「あー…今日水戸に着いたのが午前3時半くらいやったんだけど、すっげー良い部屋で。無駄に5時くらいまでくつろいでしまった。」
合田「言いたいことってそれ??」
小高「いや…3/28に新木場のSTUDIO COASTでみかん祭を開催します!今回で3回目なんやけど…来てくれたことある人ー?(ちらほらと居る)初めてだっていう人も、是非来てください。ゲストもな、海外とかから…シアトルとかな。」
やっぱりそうなんですか?乱苦なんですか?(後日、やっぱり乱苦だと判明)


アンコールはインディゴから。なんだか、眩しいなぁ。わぁっと会場が沸いたのがわかる。続けて前進〜。これ、久しぶりじゃないかな?ラストはスモールワールド。このところ、この曲がすごく好きです。代官山のレポにも書いたけど、やっぱり曲って成長するんだなぁ、と思いました。


01. その間5メートル
02. WORLD IS MINE
03. トライデント
04. 朔日
05. id
06. 零時
07. echo
08. 音のない部屋
〜キックでドラムが壊れたよの歌〜
09. 花は生きることを迷わない
10. 空知ラヌ雨
11. 素晴らしい世界
〜ギターソロ&リズム隊セッション〜
12. 月光少年
13. ぐるぐる
14. 闇を暴け
15. シューゲイザー


En1-1. インディゴ
En1-2. 前進/僕/戦場へ
En1-3. スモールワールド


<水戸ライトハウス
水戸駅北口を出て左側の大きな道路(国道50号)をひたすら真っ直ぐ歩いて、数ブロック歩いて、セブンイレブンの奥で左折。公式では徒歩20分。そんなにはかからなかったけど、遠い。会場前にでっかい印籠を携えた黄門様がいらっしゃいます。
キャパは調べると350とのことだけど、もっと狭く見える。横に長くて縦が短いからかな。フロアの後ろにロフトみたいなものがあって、公演によっては上がって見られるっぽい。(周りに居た人の会話によると)
ロッカーはなくて、併設のスタジオが200円でクロークをやってる。でも、袋はくれない。荷物はなるべくまとめて下さいと言われた。荷物一つにつき200円みたいです。



おまけ。
仙台から水戸へ行く途中に通過した小高駅。近隣の名所は小高神社。
途中に山下駅もあったんだけど、そこは写真撮れなかったんです…残念。