男臭ぶちキレNIGHT!〜其の22〜@ミューズ音楽院

教室ライブと聞いて、一体どんなだか想像がつかなかったのですが…広めのスタジオでした。音楽の専門学校だから、スタジオが教室か、と納得。三組とも別の場所でライブをやりました。スタジオは地下にあり、そこへ向かう階段が狭くて暗くて怖い(笑)


藤森さんはロビーで弾き語り。ガラス張りだから、外から見えるのね。不思議な光景だろうなぁ…。
真っ昼間、温かい日差しが入り込むような時間のライブ。カヴァーと藍坊主の曲を半々くらいで弾き語り。ぽかぽか陽気にぴったりの、温かい音。素敵な時間でした。


会場が変わるので、地下へ移動。中に入ると、本当にスタジオだー!両脇に一つずつ大きめのスピーカーがあって、これがヴォーカルマイクの音を発してる。あとは、全部生音。つまり、ギターとベースはアンブの音そのまま。ドラムも、叩いた音そのまま。懐かしい感じ。

返し(演奏者の足元にある、自分達の音を聴くためのスピーカー)らしきものは真ん中に一つだけ。多分ヴォーカル用。当たり前だけどPAもなし。だけど、割とバランス良く聴こえてきた。ていうか、近い(笑)私、三列目くらいだったし端っこだったけど、ステージがない=段差がないので、余計に近い。ステージの上よりも、迫力があったよ。


龍さんから登場。ドラムの椅子の上に乗って、手を挙げて。なんかもう、すでに泣きそうなんですが!スティックを上に掲げ、精神統一。その時間の長さが龍さんの心境を物語ってるようだった。
せぃっ!と気合いを入れて、音。花は〜とBirthdayを続けて。なんかもう、近すぎて手を挙げづらい…(笑)


「出来る範囲で跳べー!」
と、妙な配慮をいただきました、羽根。ホント、柵とかも当然ないし、おかしな空間ですよ、ここ。そして、MC。
「俺たちの事情を知らんって人もようけ居ると思うけど…意外と早くこの四人で帰ってくることができました!そして、嬉しいお知らせ。…だよな?(と、他のメンバーに確認。頷く悟さん。)龍が案外たくさん叩けるということが判明しました!詳しくは言えないけど、ライブもばしばし決まってきとるしな。」

うわあぁぁマジですか!嬉しすぎて泣きそう!


壮さんが手拍子を煽る。このリズムはもしやもしや!魚の歌ー!サポートドラムになったら、今までのように毎回セットリストを変えるってのが出来なくなるんじゃないかと思ってた。だからこそ、龍さんドラムでいろんな曲を、予想外の曲をやってくれるのが嬉しい。


今日は晴れたし、そういう曲を、とクローバー。あぁ、春だもんね。そして、四月に聴く月と手のひらは格別だー。小高くんは、自分の近い将来を見ながら歌ってるかのようだった。


小高「俺らが高2の時、龍が生徒会長やったんだけど。壮はその時アメリカに行っとったんやけど、文化祭でライブハウスみたいにしてやりたいって言って。機材も悟が借りてきたんやっけ?」
合田「あぁ、あのヴィンテージアンプ?」
小高「え?あれただ古いだけやないの?」
合田「ヴィンテージだよー。」
小高「机ガーッと寄せてステージにして。懐かしいかんじやな。(機材とか)ほんまこんなやったよな。」


小高「このタイミングでできて、良かったよな。もっと開いたら、ぎこちなくなってたかもしれんもんな。」

今日がまた新しいスタートになれそうということで
山下「この小さな部屋から始まった、ってね。」
小高「うまいこと言いよるなー。僕らはこの小さな部屋から始まった〜ってな。今日はやらんけど。」

桜日和を口ずさむ小高くん。やっぱり、この4人の雰囲気が好きだ。


ぐるぐるでは、客側に突っ込んで、後方に置かれたグランドピアノの上に乗り(!)
「お前ら何しに来たんじゃー!」
いつもならそうでもないんだけど、この距離で言われるとポカーンとしてしまう(笑)まぁ、いつものかんじで。


会場がスタジオという環境がそう感じさせたのかもしれないけど、遠慮が全くなかった。前の二回は櫻井さんのサポートだったから、模索しながらやってた部分があったと思う。手を抜いてたわけじゃない、むしろ力が入りすぎてた。でも今回は、龍さんが叩いた。思ったより早くまたステージに上がれたことへの安心感や喜び、ちょっとのブランクなんて関係ない!っていう自信。前向きな気持ちが膨れ上がって、気持ちの良い音を発してた。貴重な経験ができたなー。行けてよかったです。


01. 花は生きることを迷わない
02. Birthday
03. 羽根
04. 魚の歌
05. ペルソナ
06. クローバー
07. 月と手のひら
08. それでも血の色は鉄の味がした
09. 体温
10. ぐるぐる
11. カナリアボックス
12. 月光少年



最後は、THE LOCAL ART。曲は全然知らなかったのですが、とてもアツい人たちでした。ただでさえ熱気がこもるであろうスタジオなのに、空調も不調だったようで。それでドラムヴォーカルって、かなりキツかったと思うんです。スタッフの人が扉を開けて調節したりしてたけど、そんなんじゃ足りないだろうに。
「ロックは好きかー!?」
って。何度も叫んでた。メディアに対する反骨精神みたいなものが、すごく強そう。だからこそ、こういう形のライブを続けて、自分達の出来ることを提示しているんだと思う。その心意気が、素晴らしかったです。頑張って、続けていって欲しいと思いました。