peridots Tour "Mad World"@新代田FEVER

まだプレオープンの新しいハコ。新代田駅を出て目の前の横断歩道を渡り、右に曲がってすぐ。地図がわかりづらくて迷ったけど、よくよく見たら駅から見えるという…。
開演10分前に着いたのに、まだ人入れ終わってなかったよ…慣れてないとはいえ、ちょっと手際が悪すぎるようにも感じた。そして、中に入るといっぱいいっぱい。ドリンクの列が、フロアのお客さんを前後に分断するように並んじゃってて、ここも改善の余地があると思いました。フロア以外のスペースは割と広々してて、ギャラリー的なこともやっていて、いいかんじ。キャパは300くらいみたい。


タカハシさんの生歌を聴くのは、いつぶりだろう?すごく、久しぶりだ。セットリストは覚えられなかった。拾ってきたものは基本的に貼らない主義なので載せませんが、すぐ見つかると思う。

急に石が飛んできて〜のメドレー、好きなんです。嬉しい。昔からの曲も、結構やってくれた。
夜のページ〜eyesの流れが、すごかった。eyesはハンドマイクで歌い上げるように。圧倒された。タカハシさんの声って、まずあの美しい高音に耳を奪われるけど、そのうち低音の堂々とした響きに飲み込まれる。そのどちらも堪能できるこの曲、鳥肌が止まらないよ。

Raining, Raining、高音がとってもキレイだった。キーボードの方が、ピアニカを持ってかわいらしく。いいな、こういうの。

労働はイントロも間奏もアウトロも、壮大になってた。楽器隊のアンサンブルも凄まじかったけれど、申し訳ないけれどもちょっとやりすぎなかんじもした。peridotsに、そこまでバンド感を求めていないからかな。あの声を引き立たせるアレンジがいいと思う。


「みなさん…静かですね。peridotsのお客さんはみんな割と静かで、きっとみんなそれを心地良く思っていて、僕もそうなんです。」
「一年くらい前に、もう全部辞めてしまおうかと思った時があって。このままだと、音楽も嫌いになってしまいそうで。でも、イベントに呼んでもらったり、(ギターの)光太郎さんに再会したりして、あ、今は自由なんだって気付いて。いろんなことが、また光太郎さんとやることもできるって。」
前に進むことを、選んでくれたことが嬉しい。最後に1曲聴いていって下さいと演奏されたのはリアカー。なんて美しいんだろう。peridotsの音楽は、心の隅々まで染み渡って、浄化してくれる。


アンコールも出てきてくれた。ナッシング・イズ・カミングで泣いたよ。あー、音源化されていない名曲が多すぎる!You are the Songを奏でて、最後のメンバー紹介。
呼んでくれればイベントにも出るし、音源も出したい、曲はたくさんあるので、と。明日に、というわけにはいかないけれども、然るべきタイミングで出したい、とのことでした。嬉しい。期待して、待ってます!
最後は、歌は常に雄弁である。なんだか、とても心が満たされた2時間でした。来て良かった。また、この人の音楽に触れることができて良かった。もっともっと、色んな人達の元へ届くといいなぁ。


これ書く前に、いくつかのブログなんかでレポを読ませてもらった。peridotsファンの方々は、選ぶ言葉がきれいだ。なんだかしっとりとしていて、皆さんとても心からperidotsの音楽を愛してらっしゃる。とっても純粋に。ファンはアーティストを映す鏡なんだなー、と痛感しました。