ジャイアンナイト10-東京ボーイズライフ-@下北沢CLUB Que

DJ:ダイノジミッツィー申し訳/O-ant(TOKYO BOOTLEG)
LIVE:マキタ学級LUNKHEAD


オールナイトだし、最初は躊躇してたんだけれども。みかん祭でやりきれなかった曲とか、ライブ納めとか、時間も長めだとか…いろいろ気になっちゃって。トドメに、当日GARAGEで龍さんに遭遇してしまい(笑)当日券で行って来ちゃったよー、一人オールナイト…。もう、何にも恐いものなんてないわ。

23:40-23:50 げんき〜ず前説
23:50-00:20 マキタ学級
00:20-00:45 DJトレンディエンジェル
00:45-02:00 LIVE LUNKHEAD
02:00-02:50 DJミッツィー申し訳
02:50-03:10 下北寄席?(catch! BAN BAN BAN トレンディエンジェル
03:10-04:00 DJ O-ant(TOKYO BOOTLEG
04:00-05:00 DJ ダイノジ


入ったら、マキタ学級さんでした。ミスチル風の歌詞と曲真似(?)が面白かった…!でも、歌詞ヒドイよ…!

DJありだから、転換の間もずっと音楽が流れていて、退屈させないかんじ。芸人さんたちによる愉快なDJが繰り広げられる中、黙々と準備を続けるランクのメンバー。なんだか、そのギャップで妙にカッコ良く見えてしまった。先週の伊能さんを引きずってるなぁ…(笑)

コントなんかもあるようなプログラムで、ライブってのはメインらしいけれども、ある意味異色なわけで。だったら、このぬるい空気をぶち破るような強烈なのを、ガツンと一発かまして欲しいなぁ、と思った。


入場のテーマと共に登場してからの一発目は、こころ。緊張感のあるイントロに、さっきまでの緩んだ空気が一気にピシッと締まる。叩きつけるように、素晴らしい世界。あー、こういうの期待してた!

「それでも血の色は鉄の味がした。」
絞り出すように、最初に発した言葉がこれ。ゲストで、迎え入れられているんだけど、気分はアウェイだったのかな。敢えて、孤立してる風に見せているように感じた。小高くんの表情にも、緊張感が見えてた気がする。序盤はね。


「こんばんは、ランクヘッドです!俺らのこと初めて見るって人もようけおると思いますが、芸人さんたちみたいに面白いこととか言えんけど、最後まで楽しんで行ってください!」
そして、ジャカジャカ鳴るギターに乗って、発せられる声。


『僕は今笑っている 赤い花に抱かれて笑っている』


ドラムの音と共に、何かが弾けた気がした。最後の種!花が咲くところがビシッと決まって、照明はもちろん赤で。久々に聴けて嬉しかったなぁ。そしたら、次は鼻歌とサイドアウェイ!何この予測がつかないセットリスト!
間奏時の小高くんの煽り?が

「ギター、山下壮!」
「ソバージュ山ちゃん!」
「ハードロックを聴いて育ちました、山ちゃん!」

なんだそのアドリブ(笑)カモン俺!が聴いてみたいんだけどなー。もちろん、壮さんが一番楽しそうに弾いてました。どうやら、この曲は壮さんの希望でやったようで…。アウトロは俺のもの!ってかんじだもんね。

で、灰空。なんかもう、ありがとうございますとしか言えないよ…。


新曲、巷ではNo.16と言われてる曲かな?みかん祭二日目と、後夜祭でもやった曲。
『歌いたいことがない』と、つぶやくように始まる。『美談は金になり』とか。最後は、誰かのために強くなれるとか歌ってたような…。スローテンポのきれいな曲。サビは覚えた!
『流れ星ひとつ夜空を駆けたらそいつが合図で世界にさよならだ
 流れる汗を拭いもせずに 走れ 走れ 何にも持たないまま』


そして、この日のハイライトだと思う、ヘヴンズドア。JSACツアーぶりだ。去年は毎回のようにやってたのに。この轟音がたまらない。演奏することに没頭するメンバー、その放つ音に圧倒されて、動けなくなるんだ。


合田「なんか、小高との距離が近いんよね。コレ(DJの)あるし…(ベースのネックが小高くんの顔に)当たりそうになるしな。俺、さっきバックダンサーみたいやったもん。」
小高「や、そんな目立ちたがりのバックダンサーおらんて。ちょっと、見せてよ。」
悟さん、わざわざベースを置いて靴を見せようと足を上げる(笑)が、よく見えないー!

小高「俺らは面白いこととか言えんけど、ウチのメンバーで唯一そういうことを言えるヤツがおって、よく芸人さんに似とるとかも言われるんやけど…そいつが最後の曲の前に面白いこと言うから、楽しみにしといてな!」


「まだまだいけんだろー?そんなんじゃダイノジ出てこねぇぞ!」
と煽って、月光少年。両の手のひらが、いっぱい広がってた。後ろの方まで。この景色、好きだなー。体温でぐっときて、idでまた空気が変わる。
小高くんがボビーさんにギターを預ける。あー、来ちゃった!けど、大丈夫になったかも、ぐるぐる。


「今日はオールナイトということで、分別のある大人しかおらんということやな…。みんなこういうこと言うと、こう(人差し指を上げる)とか、こうとか、こんなんとか(上手く説明できないけど、よく指そんな風に曲がるなーという動き)しよる…。ここで自分に中指突き立てて、自分をぶち壊しちまえばええやん!真面目すぎるとパンクしてしまうけん、ここでぶち壊れて、また明日から…普通に生活していけばええんよ。」


ちょっと、最後にほっとした。
そして、ラスト。小高くんの予告どおり(?)悟さんにスポットが当たり…。

合田「お前のものは俺ものも…」
噛んだ!(笑)
合田「お前のものは俺のもの!俺のものも俺のもの!」


ジャイアンナイトなだけに…。
思えば、今年のランク一発目の曲はCDJカナリアボックスだったなぁ。締めもこの曲かー。セットリスト的に、真剣というか、ちょっと怖いくらいの面持ちだったメンバーも、この曲ばかりは表情が緩むね。


ダイノジは、今年のRIJFのステージを観てランクを気に入ったようだった。で、アレって今年発表の曲オンリーで、ガツンと勢いのある曲で押して嵐のように去っていったから、今回のセットリストもそんなかんじになるかと思ってた。けど、そうではなかった。ヘヴンズドアとか鼻歌とサイドアウェイとか、ややマニアック(?)な曲もやってくれたし。時間も、アンコールなしのワンマン並み、75分ももらってたし、みかん祭でやりきれなかった曲も入れたかったということで、セットリスト的にもとても満足なイベントでした。ライブ納めに相応しい内容でしたよ。ありがとう、今年もお疲れ様でした!


01. こころ
02. 素晴らしい世界
03. それでも血の色は鉄の味がした
04. 最後の種
05. 鼻歌とサイドアウェイ
06. 灰空
07. きらりいろ
08. 新曲
09. ヘヴンズドア
10. 月光少年
11. 体温
12. id
13. ぐるぐる
14. カナリアボックス


他は、えー…ランクで力尽きたので後ろでまったりしてました。DJは嵐とかかかるのね(笑)
ダイノジはやっぱり盛り上げ上手。エンターテイメントとして素晴らしい。歌詞を書いたスケッチブックとか用意したり、ダンサーさんの踊りもピッと決まってたり。一番ツボだったのはフジファブの銀河!あの振り、やってる人達見たことあるわ…。


一人で飛び込んだけど、案外なんとかなりました。最後、DRF4のDAY2出演者がフライングで発表されてキャーとか言ってしまった。楽しみです、百々さん!いや、むしろ武井さん(笑)テナーもライブハウス久々だから嬉しいなー。