CLUB Que夏ノ陣 [RETURN TO NATURAL] VS SERIES@下北沢CLUB Que

UNISON SQUARE GARDEN vs ランクヘッド


久々Que。相変わらず熱っい。開演10分前くらいに着いて、もう後ろの方まで埋まりかけていたけれども、スタッフさんからは「まだまだ入ってくるので、奥の方へお進み下さーい!」って、どんだけ入れるのさ?
ランクが先だと思ってたんだけど、フロントにはマイクスタンドが2本。あれ?ユニゾンからですか。

UNISON SQUARE GARDEN

まず、鈴木くんが登場、一人ドラムで盛り上げる!ちょっと外した?ってところもあったけれど、最終的には盛り上がったからいいか!
斎藤くんは、ランクのオルタなティ着用で登場。
ランクヘッド、凄く好きなんですよ。曲もすげーいいし。俺ら、新しいTシャツ作ったのに、今日はコレ(と、Tシャツを示す)…オルタナティブロック!前に対バンしたのがちょうど1年前で、俺らオープニングアクトだったのに、そんな俺らにもちゃんと目を見て話してくれて、凄いいい人たちだし…。」
と。Zeppのイベントだね。たしかに、去年の7月だった。その時も、すごく楽しそうに演奏していたのが印象的で。今日も、そう。笑顔がとても素敵でした。


「メジャーデビュー後初のライブです!」
って言葉にぐっと来た。今日は忘れられない日になるだろう、って。あと、Queの店長さんにお子さんが産まれて、それがセンチメンタルピリオドの発売日と同じ日で、運命だ!と言っていました。
曲は、ミニアルバム2枚聴いていったんだけれども、半分くらいわからなかったです…。さよなら第九惑星カッコ良かった。音源と、何だか印象が違って。ライブで化けるなぁー、と思いました。
「続いてはランク兄さんです!」
って(笑)兄さんなんて、呼ばれるようになったんですねぇ…知らなかったよ。

LUNKHEAD

フカヒレツアーの熱が持続していたみたい。1曲目、ガツンと素晴らしい世界をやられて、もうあっという間に釘付けになってしまった。続いて、まさかのプリズム!荷物もあったし着替えてもいなかったから、後ろでゆったり大人見しようと思ってたのに。テンション上がっちゃって、ゆったりどころじゃなかったわ。や、前には突っ込んでませんけれども。凄みがどんどん増していくね。やるなら、これくらい切迫した空気が欲しい。


「こんばんは、ランクヘッドです!いやー、あちーね。ユニゾン、カッコ良かったな!おかげでこっちもテンション上がって、(髪の)ワックスつけすぎてしまった。こう(首を後ろに倒す)すると、ここ(毛先)がここ(首元)に当たるから…。」←すみません、何が言いたいんだかよくわかんなかったよ!とりあえず、結論としては
「やっぱり…俺はオシャレにはなれないみたいです!」
残念!(泣)
「俺のワックスが溶けるくらい、熱くしようぜ!!」
…だったかな?どんな例えだよ!
「この日のために、新曲を作ってきました。まだ、名前もついていない曲です。」


初披露の新曲は、孵化の空気を持った、尖った印象の攻撃的なサウンド。優暮っぽいかな?光と闇の対比で描かれる心の葛藤、ってかんじの歌詞。『本当は 本当は 救われたかった 光の中で』サビの最後はそんなかんじの歌詞だったような。初期衝動で作ったみたいな曲。フカヒレツアーの新曲より、こっちの方が好きだなぁ。こういう曲って、実は壮さんがかなり楽しそうなんですよね。

ちょっと重たい雰囲気から、唐突に弾けるようにインディゴ。一斉に手が挙がる。「跳ねろ!」と羽根。羽根は、これからもライブの定番曲になりそうな予感。
この狭さで、じっとりとした中で響く夏の匂い。二人で生きていく〜は、マイク外して。もう定番だね。サイダー、いつだったか覚えていないけれども、この曲のサビでミラーボールが回ったことがありました。それが、炭酸の泡がしゅわしゅわーっと弾けているようで気持ち良くて。Queにはそのキャパにそぐわないくらい大きなミラーボールがあるので、それを回して欲しかったな。


そして、小高くんの、長ーーーーーいMCが。長過ぎて細かいところがあやふやなんですけれども、こんなかんじ↓

「Queで初めてやったのは…たしか、2002年の…9月1日で。バンドを始めた頃は、どうやってライブハウスに出ればいいのかがわからなくて。もしかしたら、この中にもバンドやってライブハウスに出たい!って人もおるかもしれないけれど、ライブハウスに出るには!………まず、バンドを組みます!(笑)」
まずそこからかよ!というかんじで笑いが起こる。
「まぁ、一人でもいいんやけどな。一人でも歌っとる人もたくさんおるし。ま、とりあえずバンドを組んで、デモテープを作ります。今はテープじゃなくてデモCD-Rか?俺らもデモテープ作って。カセットレコーダーで録ったやつを出して。まぁ落とされたんやけど。出すと、電話がかかってきてな。「うーん…もうちょい!」とかな。そこの…下北沢屋根裏なんやけど。」
「Queにもデモテープと、紙に…編成とか、出たいんです!っていう熱い気持ちを綴って出して。そしたら昼の、オーディションライブみたいな…昼やからまぁオーディションライブだな。に、出させてもらって。それが2002年の9月1日で。その時にブッキングしてくれた人が俺らのことを気に入ってくれて。その人がおらんかったら、今の俺らはなかったんじゃないかっていうくらいの人で。その人の言葉で、すごく印象に残ったものがあって。ライブハウスに出るには、30枚のチケットのノルマがあって。で、チケットを手売りできない奴らは上にあがれないって言われて。あ、今日とかは違うけどね。友達とかに必死で売ったりして、なんとか売り切って。他人に頼るんじゃなくて、自分等でなんとかしなきゃいけないんだって。そんな俺らもメジャーデビューして、スタッフも増えたけど、誰かがやってくれる、じゃなくて、自分らでやらなきゃ、っていうのはここで学ばしてもらったことです。」
「そして、その人は今…UNISON SQUARE GARDENのマネージャーをしています!」
へえぇぇぇ!そして、その人のモノマネをする小高くん。どうやら似ていたらしいです(笑)龍さん大ウケ!


まだまだ行けるんやろー!?と煽って音〜ENTRANCE。ライブでのこの曲好きだなー。龍さんが最後のサビ前で力一杯煽るところとか、めっちゃテンション上がります。爽やかで、でも力強い。そして、体温。なぜか小高くんの正面になってしまい、あの目力にやられてしまったよ。心の一番奥のやわらかいところに響く音。命が燃える音。歌詞が、妙に心に響いた。
id〜ぐるぐる。今日のぐるぐるは良かった!熱くて朦朧としてて、演技くさくなかった(笑)そして、
「みんな一緒に歌ってくれよー!」
やっちゃうんだ!ここでやっちゃうんだ!僕らは生きる。さすがに降りては来なくて安心したのですが。龍さんも前に出て来て、フロアを見渡して、満足そうな表情。このキャパで完売してて、熱くならないわけはない。ていうか、ここでこれやっちゃうのってずるいよ。なんだか、JSACツアーに戻ったような気分でした。


アンコールは、全員お揃い、ユニゾンのTシャツで登場。
小高「斎藤くんは…褒めすぎですよね。俺らそんなにいい人じゃないし。だって、自分らのメジャーデビューシングルが出た直後のライブなのに、俺らのTシャツ着て出てくれるなんて、その方がよっぽどいい人ですよね。俺らなんも聞いとらんかったもんな。俺らなんて、ようやく…な。」
と、さっき着るのを決めたんだ、とばかりにTシャツを見せる。
合田「お前、ホンッットそういうの似合わんな。」
ニゾンのTシャツは、白地にセンチメンタルピリオドのジャケットがプリントされたもの。カラフルでかわいいかんじなんです。また、テーマパークのお兄さん化してるよODK!


さっくんお誕生日おめでとー!の声が。昨日28歳になりましたー、とブログにも載せていた2と8のキャンドルを持ってきて、アンプに挿して。
小高「火ぃつければええやん。」
合田「(アンプを指差しつつ)機材!壊れる!」
なんてやっていて。


アンコールは、ここ2年くらいセットリストから外されたことないんじゃ?っていうカナリアボックス。小高くん、ギターをかき鳴らす!…も、ストラップを外して何故かギターを置く。マイクをガッと掴むと
小高「ギターの音が出なーい!」
えぇぇぇぇ!まじで!?すると悟さん、
合田「小高が踊りまーす!」
すると、小高くんはくねくねと軟体動物のようなダンスを(笑)そのまま、ハンドマイクでカナリアボックス。調整し直す時間もなかったのかな?ある意味貴重だわ。
いい加減飽きたわ!と思うことの多い曲だけど、今日はアホになれ!ってかんじで楽しく踊れました。カナリアが楽しい時は、私の中ではいいライブなのです。


最後、龍さんが
石川「CLUB Que14周年?…13周年?あー、もうなんだかわからなくなっちゃった!14周年おめでとうございます!CLUB Queに拍手!UNISON SQUARE GARDENに拍手!ここに集まったみんなに拍手!!」
と、言い放つ。お互いを立て合っている、こういう雰囲気の対バンっていいなぁ、と思いました。そりゃあお互い、負けてたまるか!みたいな気持ちも無くはないのでしょうが。オイシイところ持っていったね龍さん!(笑)良いライブでした。ビールが美味かったぜ!


01. 素晴らしい世界
02. プリズム
03. 新曲
04. インディゴ
05. 羽根
06. 夏の匂い
07. サイダー
08. ENTRANCE
09. 体温
10. id
11. ぐるぐる
12. 僕らは生きる


En. カナリアボックス