TOUR2008「エントラン(^3^)-☆chu!!!!サンキュー999」@SHIBUYA-AX


当初はnilのクアトロとちょっぴり迷ってたんですが、仙台へ行った時点でその迷いもすっかりなくなり(笑)行ってきましたAX。ちなみに、友人からnil終わったよーメールが届いたのは、ランクがWアンコールで出て来たくらいの時間でした。開演時間こっちのが早かったのに!999円だったのに!なんてお得なライブなんだ!!SOLD OUTおめでとう。AXでこの文字を見られるなんてね。
ちょっと、休日出勤をせざるを得ないことになってしまい、開場時間過ぎてから会社を出る羽目に…。着いたらバッジはもう売り切れてて。あー、仙台で遠慮せずに新しいの買っておけばよかったなぁ。やまちゃんバッジは見せてもらったけど、ずいぶんかわいらしいのね。お姉さんありがとうございます。
あ、確かに龍さんの髪の毛はスッキリと、壮さんのパーマもウェーブがくっきりと戻って、悟さんは残念ながら坊主ではありませんでした(笑)


少々長くなってしまったので、閉じておきます。マナー云々は書きません。素晴らしいライブだったよ。ありがとう!




外は生憎の雨。初めてのAXワンマンの日も、こんな雨だったなー、ってことを思い出した。
客電が落ち、2階席の足元よりちょっと下の方へ向けて、緑色のレーザー光線が左右に動く。なんだかカッコイイ演出。999円なのに!(笑)

ENTRANCEからスタート。やっぱこの始まり好きだわー。小高くんの音だけになる最後のサビのところで、龍さんが立ち上がって力一杯煽る。いいねいいね!
ギグル。『最後に俺達笑おうぜ』って、聴きたい気分だったんだ。イントロのブレイクのところで小高くんが煽る。歓声の大きさにびっくり。待ち望まれてたんだなー。さりげなくベースが素敵なんだよね、この曲。素敵。月光少年の突き抜けるかんじも気持ちいい。調子いいかんじ。


「こんばんは、ランクヘッドです!ようけ人がおるなー。みんな、無理せんと、辛かったら周りの人を頼って、周りはそれを助けてあげてな。」
「新しいアルバムの中から、聴いて下さい、ペルソナ。」
轟く、って表現がぴったりな間奏、カッコ良かったー。観客置いていって演奏に没頭しているみたい。小高くんがガンガン頭振って弾いてるところ、好きです。そして、冷静さを取り戻したかのようなバッキングで正面を向いて、また戻ってくる。ライブで映えるね。『頭から落ちて踊りだしたーい』で正面指さしちゃったりして、なんなのさ!
そして、凄く聴きたかった誰かじゃなくてを早々に持って来てくれて。周りで腕がガンガンあがっていたけれども、そういう気分になれなくて。悪い意味ではなくて、ですが。じっくり聴きたかったんです。この曲って、小高くんがずっと心の中で叫んでいたことのような気がして。このツアーでも、やらないことの方が多かったんじゃないのかな。なんか、特別感があるような気がします。


途中まで来て、今回のツアーの今までのところと、セットリストの構成がちょっと違うことに気付く。だいたい、7曲目で人気曲というか、ライブ定番曲(きらりいろとか前進〜とか)をやって、8曲〜10曲目でしっとり聴かせる曲を披露して…ってかんじで。今日は7曲目でインディゴが来たので、この曲もそういう位置にきたのかなー?と思ったら。その後の流れがなんだかちょっと違う。やっぱり、ツアーファイナルは特別なんですね。後の龍さんのMCでも言ってたけれども。


「今日の天気に合わせた曲を。」
そんなかんじの一言の後に、灰空。AX初ワンマンを思い出すなぁ。またここで聴けて、嬉しかった。
「跳べ!」
そう、強く言い放って、羽根。そして、前進〜。もう、跳ね疲れました(笑)前進〜は、サビ前に壮さんと一緒に跳ねたくなる。悟さんがいつも以上に駆け回っていて。龍さんの後ろに消えたりとかもしてて驚きましたよ。どんだけ元気なんだ!


「俺らの高校があった、新居浜という街には娯楽というものがほとんどなくて。○○ボウル(名前忘れた…)というボウリング場も、自転車で…小一時間山を登ったところとかにあって。デパートも潰れるようなところで。(客席からの「大丸ー」の声に)よぉ知っとんな。そんな街で、年に二回だけ、たくさん人が集まる日があって。それが、祭と花火大会で。花火大会は、小さい頃から家族みんなで行っとって。そのうち思春期とかになると、男同士で行き始めて、マセたやつは男女で行きよるようになり…それをうらめしく思ったりもして。俺が、初めておにゃのこ(←噛んだ!)…女の子と行ったのは、高校三年生の時で。」
おぉ〜っと、湧く。龍さんがちっちゃくパチパチと拍手してたのが微笑ましかったです(笑)
「結い上げた髪とか……普段は見慣れた制服だけど、頑張って着たであろうぎこちない浴衣姿とか、彼女の繋いだ手がひんやりしてたこととか……そんな思い出が、歳を重ねるごとに美化されていき(笑)」
そんなエピソードのある夏の歌、海月。甘酸っぱいかんじで。でも、取り戻せないもの。だから美しく描けるのかなぁ。海月の龍さんのドラム好きです。ソロっぽくなるところでは、ピンスポも当たったりして。この曲を聴きながら、夏の匂いのジャケットが思い浮かんだのです。そしたら、次はポロロンと奏でるコードが久しぶりの夏の匂い。なんか、いい繋ぎ。夏の歌、4曲続いたんです。
「次も新しいアルバムから夏の歌を。」
と、サイダー。ようやく、ちゃんと聴けるようになったよ、この曲。最後の『サイダー』のハモリ部分、好きです。ミラーボールがないのが残念だ。
壮さんのギターのエフェクトが、不思議な雰囲気を醸し出す。時を遡るような、これは…帰り途?ヘヴンズドア?違うなぁ。そして、龍さんのドラムが入る。あー、ここまで気付かなくてごめんなさい。
「僕たちにとって、とても大切な曲をやります。」
夏の歌メドレー、ラストは僕と樹。圧巻、としか言えない。特に、リズム隊がね。悟さんのは、どうしてあんなんで弾けるの?と不思議になるくらいにベース全体を揺すりながら叩き付け、龍さんは叩く度に上を仰いで。龍さんのリズムに鼓動をコントロールされているかのようでした。


そして、流れを変えるMC。記憶があやふやですが、こんなかんじ。
小高「改めましてランクヘッドです!渋谷ー!ツアー…17本目?いろいろ…食べたな!」
合田「そこー!?」
小高「それくらいしか楽しみがないやん。今はインターネットというものが普及しとるし。バンドマンっていうと、地方妻とか、あるやん。」
合田「こらこら!ティーンもおるんやから!」
小高くんの口からそんな言葉を聞くとは!でも、ランクはそういうのなさそうだなー。4人でキャバクラは行くみたいだけど(笑:某雑誌の王子との対談参照で)
小高「うどんとかな。悟は絶対つけ麺を頼むんだよね。つけうどん?」
何でだったかは忘れました!ごめん、さっくん
小高「MCって難しいなー。壮にこの前ブログに書かれてしまったけれども、俺と龍のケンカってのも、そもそもは俺のMCが長いってことが事の発端だったんだよな。」

小高「ライブ後は、毎回ブログを書くようにしてるんだけど、どこも熱かった!最高だった!とか、自分で書いててコピペみたいになってしまって。でも、本当にどこも熱くて。」
合田「でも、今日は汗が中途半端なかんじやん。いつもは乳首が透けるくらいなのに…。」
小高「まだみんな、体温上がり切っとらんのやないかー?俺の乳首が透けるくらいに、汗かかしとくれよ!」
どんな煽りだよ(笑)嘘っぽさのかけらもなくなった、体温。胸にぐっと来る。そして、思いがけないガラス玉。これまた聴きたかったんだよー。雨の日だったからかな?嬉しい選曲。


そして、ベース音が轟く。id、ぐるぐる。孵化の荒々しい面が現れる。ぐるぐる、すごい盛り上がってたなぁ。語り部分では
「しー!…みんな、こんなアホな曲で踊り狂いやがって…。お前らみんなサイコーだって言ってんだよ!!」
って。愛してるぜー!よりはいいと思います(笑)こんなこと言うようになったんだなぁ…。
「ラストー!」
と叫んで、銀テープが舞い降りてくる。いつかのカナリアボックスのようだ。素晴らしい世界。盛り上がりが最高潮に達して、終了。本編長いなー。19曲!他では、16曲で終わってたはず。


アンコールでは、龍さんが登場。AXのアンコールで龍さん一人で登場っていうの、若干トラウマです(苦笑)今回はそんなことなかったけれども。
石川「もうすでに、他の地方のアンコール分までやってるんだよ?曲数的には、ね。まだ聴きたいの?」
もちろんですよ!
石川」「AXは、相性のいいハコなんですよ。足掛け3年…4年?初めてAXでやったのは、ジャパンサーキットっていうイベントだったと思うんだけど。違ったらゴメンね。AXで初めて、ソールドしました!」
石川「そして、プライベートなことで申し訳ないんだけど、ブログで俺この前、平井堅さんのバイマイメロディーが好きって書いたのね。そしたら、友達とかいろんな人から『大丈夫?』ってメールが来て。なんでかっていうと、歌詞が『○○○』『×××』(忘れたー)とかで…バイってByeでさようならの方のバイで。もちろんダブルミーニングで私の側の音楽、って意味もあるんだろうけど。要は失恋ソングなわけよ。それを好きとか書いちゃったから、みんなから心配のメールがきちゃって…。俺は単にあの曲もメロディーが好きなだけだから、それをこの場を借りて伝えようと。」
曲のことは知らなかったけど、あんな内容のブログ書いたら、そりゃ心配されますよ龍さん!でも、大丈夫そう。この時だったかな?ドラムセットのところに戻り、頭から水を被ったかのように、汗でびっしょり濡れていたタンクトップを高く脱ぎ捨てた龍さん。男らしかったー!惚れた!


小高くんは出てくると、不自然な(失礼)スマイルでにこやかに手を振る。
合田「なんで、皇室入っとんの。」
小高「いや、今ヨン様来とるから。」
合田「そっちか!」
小高「俺もヨって入ってるし。」
観客からの「ヨシ様ー!」の声に、再度にこやかに手を振る(笑)この声、男の子の声に聞こえて、そこがさらに笑いを誘いました。本日のケータリングは2Lのお茶3本。残念ながら回ってきませんでしたが…。


そして、AX完売について。
合田「サンキュー!」
小高「999円やもんな。」
合田「大赤字です。」
小高「ギリギリ平気だって聞いとるけどな。」
合田「赤字にならない方法があって、みんな、物販買っていってなー!いろいろ出とるんで。」
小高「この前コーストやって、今回AXと来て、次は赤坂BLITZでやります。」
合田「ブリッツのチケットも、今日先行販売をしてるらしいんで。」
小高「これから、東京でのライブはちょっと少なくなるみたいなんで。(えー?との声に)俺らもいろいろあるんよ。レコーディングとかな。」
それはちょっと楽しみかも…。ブリッツで新曲聴けちゃったりするのかな?なんて。


アンコール1発目、ハイライト!久々な気がしました。このセットリスト、ホントいいわ!そして、カナリアボックスでは、巨大バルーンが登場。4つくらい?黄色とかオレンジとか、カナリアのイメージな色で。
合田「この風船に触れた人には、幸福が訪れるらしいです!」
触れなかった私はダメですか。くそう!あとちょっとだったんだけどなー。ただ、あれに夢中になっちゃうと、曲を聴けなくなっちゃうから、あんまり…というかんじもします。途中から諦めたもん。
小高「みんな一緒に、歌ってくれよー!」
と、僕らは生きる。さすがに東京ワンマンでは降りて来ないか。合唱部分では龍さんも一旦演奏を止めて前に出て来て。男の子がいつもより多い気がしたのですが、男だけで!でも
やっぱり声が響いていて。いい傾向?女の子の方がそりゃ多いのですが。でも。女だけで!の間奏が
「男らしい!」
って!褒め言葉なんだろうけれどね。
「この続きは赤坂BLITZで!」
と、締め。いつも本編ラストに「みんなのために」とやっていたBRAVE SONGがなかった。まだ、終わってないってことか。この曲は、ブリッツまでとっておくつもりなのかな。


ダブルアンコール。
「初めてAXでワンマンをやった時も、そんなに言うなら…というかたちでこの曲をやって。俺達にとっても大事な曲だし、温存してるわけでもないんだけれど…。」
あの、『この曲を笑顔で歌える日が来るとは思っていなかった』っというMCを思い出したよ。
「ファン投票第1位の曲です。」
そして、小高くんのアルペジオが鳴り響く。大好きな曲です、白い声。このシチュエーションでまた聴けるなんてね、泣いちゃうよ。


孵化というアルバムが、ツアー終えてやっと自分の中に定着しました。ツアー数本回って、ようやく。ぶっちゃけ、初めは微妙だったもの。受け入れられないかとも思ったもの。でも、やっぱり好きだ、ランクヘッド。とても濃い2か月間でした。ありがとう、お疲れさま。ヒレツアーも楽しみにしてますよ。



01. ENTRANCE
02. ギグル
03. 月光少年
04. ペルソナ
05. 誰かじゃなくて
06. 東京にて
07. インディゴ
08. 灰空
09. 羽根
10. 前進/僕/戦場へ
11. 海月
12. 夏の匂い
13. サイダー
14. 僕と樹
15. 体温
16. ガラス玉
17. id
18. ぐるぐる
19. 素晴らしい世界


EN1-1. ハイライト
EN1-2. カナリアボックス
EN1-3. 僕らは生きる


EN2. 白い声