TOUR2008「エントラン(^3^)-☆chu!!!!」@仙台CLUB JUNK BOX

ランクで初仙台でした。今回のツアー、孵化の曲たちに対する気持ちがどうも今までの曲と違っていて、どんな心意気で臨んでいいのかわからなくて。でも、別に何も考えなくていいんだなぁ、と。行けば自然と沸き上がるものがあるんだ。そんなことにようやく気付けた。
私、仙台ライブって素晴らしいものを拝めたー!ってことが不思議と多いのですが、今日もそう。行って良かった!
何故かアウェイ感がなく。隣に地元の方が居てくれると、心強いですね。




入場のテーマが鳴り響き、龍さんが手を叩きながら飛び出してくる。この瞬間、好き。
ENTRANCEからスタート。突き抜ける音が、ようこそ!って迎え入れられてるように聴こえて。いいライブになりそうな予感。

東京にて。なんか、東京以外で聴くことの方が多いような気もしますが、ってのは私の問題か。丁寧に、でも鋭く空間を裂くような小高くんのピックスクラッチが好き。光の街でもう既に、完全に虜。近頃のライブでの光の街は、凄くいい。柔らかい光が広がっていくのです。



小高「仙台はフレッシュだねぇ!フレッシュ!フレッシュ!fresh!…なんかウケてる!(←嬉しそう)」
合田「そんな、英語覚えたての中学生みたいな。」
小高「フレッシュって、もう日本語じゃない?フレッシュ!…コーヒーフレッシュって知っとる?コーヒーに入れるやつ、植物性脂肪の。」
合田「みんな知っとるやろ。」
小高「や、結構知らん人居るのよ。コーヒーフレッシュ、明日出るからなー!」
と、先生風な小高くん。乳成分がゼロだっていうのは知ってます先生!


ペルソナがガツンときたなぁ。「頭から落ちて踊り出したい」が、落ちていくのではなく、語尾も上がって吹っ切れちゃった感じで。変わったな、と思った。
こころ、こんなに響く曲だったんだ。羽根の爽やかさが気持ちいい。セットリストって、大事だね。ホント。曲の響き方まで変わってくる。
小高くんの声は、完全復活!ってわけではなかったと思います。何か、喉にひっかかってるように感じる時もあった。でも、そんなのものともしない叫びが、心を抉る。


十代前半の、親のスネをかじってた頃、反抗したくて、でも世界の大きさとかわからないでいて、みんな周りのせいにしたりして。教室にいて聞こえてくる野球部の掛け声とか、そんな頃を思い出しながら作った曲。それが教室なんだそうです。元々好きだったけれども、またちょっと好きになった。


龍さんがスティックで4つ、カウントを入れて、スワロウテイル。何故か、ありがとうと思ったんです。また、明日からも、歩き出せる。後ろから見てたけど、ほとんどの人がじっとして動かない。軽くリズムを取ってる人はいたけど、体を揺らす人もおらず、息を潜めて、四人の音を真剣に受け止めていた。そんな風に見えて、その様子が忘れられない。動けなかったんだよね。私は、そうだった。


小高「全国各地でいろんな美味しいものを食べてきて。でも仙台は夜走りで帰るから、食べてる時間がなくて残念だと思っていたら、お昼が牛タン弁当だった!テールスープもついてね。」
小高「(壮さんが)山ちゃんになったり。山田って言ってた頃が懐かしいよな。」
でも、壮さんの中で山ちゃんはもうOKになったようで。でも、本人的には
山下「壮ちゃんがいいな。」
とのこと。壮ちゃーん!なんて呼ばれたりしてました(笑)ほのぼのしていいなぁ。

小高「ランクヘッドは4月に孵化というアルバムを出して、まぁみんな知ってくれているとは思うけど。俺らもそれを前提にやっとるし。でも、もしまだ買ってないって人がおったら、今日持ってきているので是非!買って帰ってください!さらに今日は、孵化をもう買ってくれたという人のために!……孵化以外のCDも持ってきてますので!」
どんなテレビショッピングさ(笑)ってかんじにテンション高くて。いつもはさっくんがやってる役だよね。CD売ってるスタッフさんに手を挙げさせたりして。そしたら俺らホテルに泊まれるからさ!ってことらしいです。が、がんばれー!しかも、泊まるとしてもツインだもんね。シングルに泊まれるようになるといいね…。


後半戦の始まりがHEART BEATER。なんだか、JSACツアーみたいだなぁ。風を感じる。気持ち良い!体温のずっしりくる響き。idは何故かテンション上がる。
そして、きてしまったぐるぐる!でもね、波に乗れた。これはもう、タガをはずされたかのように、腕を突き上げてしまったよ。語り部分では
「暑いけどキモチイイー!苦しいけどキモチイイー!愛してるぜー!仙台!」
Mか!(笑)でも、本当にそのとおり。前の方へは行かなかったから、そんなに苦しくはなかったけれども。仙台まで来て、いろいろ吹っ切れた気がする。


素晴らしい世界でガツンと決めて、ラストはお決まり?なBRAVE SONG。ランクなりのメッセージソングなんだよね。この曲は、ファンのために作った曲なのかなー。「みんなのために!」っていう前置きをされることが多い、"僕の背中を蹴飛ばす歌"。しっかりと、届いたよ。


そして、アンコールでは龍さん登場。
石川「仙台のみんなに朗報というか…って、そんな大した情報じゃないんだけど。明日、髪を切ろうと思って。3時半に散髪屋に予約入れたから。今日でこの頭は見納めです。」
散髪屋、って表現が妙にツボりました(笑)すると、全員出て来て、小高くんはギターのチューニングなんかをしつつ。
小高「うちのリーダーはどんな話をしたんかね?」
観客「髪の毛切るー」
石川「明日3時半にアラカワさんにお願いしたの。」
合田「俺も坊主にするよ。」
小高「イグ/ザイルみたいにすればええやん。」
坊主!?と思いましたが、結局やらなかったよね。でも、結構最近髪切ってたような…。

石川「大分前のことだけど、ひとりごとというシングルが月と手のひらというアルバムに入ってるんだけど、その撮影で朝の富士急に行って。朝の5時に富士急で坊主にしたんだけど。」
合田「あのとき、本当にいいの?って言われて、いっちゃってくださいって言っとったやん。」
石川「がーってね。気になる人は、Googleの画像検索でランクヘッド、ひとりごととか入れてみてください(笑)」
山下「俺もさっき、金曜に予約入れた。」
小高「またパーマ当てんの?」
山下「パーマってすぐ取れちゃってね。」
小高「クリスタル/ケイみたいにすればいいじゃん。したら、イグ/ザイルと羞/恥心とクリスタル/ケイって、すげーMステみたいやん!じゃ、俺タモリやるわ。」
と、タモさんのマイクの持ち方を真似てみたり。
小高「どんだけ突っ込まれてもやめんもんな。」


そして、小高くんが孵化を聴きながら来たという話も。iPodで孵化を聴きながら来たんだけど、他の曲と比べたくなるでしょ?と。でも、結局聴き比べずに孵化を全部聴いてしまったという話。やー、カッコイイわーって。自分がカッコイイと思えんもんを、買ってくださいとは言えんでしょう、と。当たり前のことだけど、昔だったら口にはしなかったんじゃないかな。


小高「じゃあ、もう少し付き合ってもらおうか。しっとりした曲とかやらんからな。しっかりついてこいよー!月光少年!」
間髪入れず入る壮さんのギター、好きだ。みんなが両の手のひらを広げる様は、圧巻だね。
そして、千川!東京にてをやったから、コレはやらないかと思ったよ。さらにさらに。
合田「みんなでアホになりましょう!カウントをしたら、みんなアホになろうなー!」
そんな悟さんの声にナベアツかよ!と心の中でツッコミを入れつつ、カナリアボックス。聴き飽きたくらいの勢いなはずなのに、楽しく踊れちゃって。正に同じアホならなんとやら。


「最後に一曲、みんな一緒に歌ってくれよ!」
と、僕らは生きる。やっぱり降りて来ちゃって、マイクのコードの届くギリギリのところまで行って、みんなと触れ合って。
「仙台は男多いなー!男だけで歌ってみようか!」
某下ネタコールかよ!とか思ったのは私だけ?(笑)そして、
「お前ら××××ついとんのかー!?」(すみません、一応女子なので書けませんわ…)
と、更に煽る煽る。大きくなった声に、満足そうな小高くん。あ、もちろん女の子だけもありましたよ。凄く嬉しそうで、涙をぐっとこらえるかのように、手で目を覆って上を向いている姿に、こっちもぐっときてしまったよ。
「頑張らないように、頑張れよー!」
難しいわ!でも、ありがとう。小高くんらしい。


だめかな?と思いつつも手拍子が続く。ライトが点き、やっぱり出て来てくれた!登場するなり龍さんってば。
石川「お前ら、もう帰れ(笑)」
えーーー。いや、ありがとうね。と、お礼もしっかり忘れない龍さんが素敵。

合田「みんな、元気やねー。毎日牛タン食っとるからか?ここらへん、めっちゃ熱いよ。知っとる?さっき、小高が歩いたでしょ?ヤバイヤバイって言っとって。」


合田「質問なんですけど、どんな曲がいい?がーっとやって終わるか、しっとりした曲にするか。」

いろんな声が上がったけど、それを汲み取ることなく(笑)小高くんが唐突に歌い出す。


 世界中の青を集めて 重ねたみたいな宵の空


会場中が沸いた。まるで、みんなこの曲を待ちわびていたかのように。素敵な光景でした。ランクヘッドが、すごく眩しく見えた。


高崎以来、一ヶ月ぶり。ちょっと見ない間にまた大きくなった。ツアーって、いいね。
前は連続で見てしまったせいか、盛り上げ方にわざとらしさを感じてしまい。心にもやもやが残ったりもしたんだけど。今日はありのままの姿だった。孵化がようやく、馴染んできたよ。


誰かじゃなくてが聴きたいです。

物販には壮さんと悟さんが。そういえば、ゴースティの後ろのぐるぐるがツアースケジュールになっていることを今更ながらに知って。背中にツアースケジュールのTシャツって好きなんです。いかにもツアーTってかんじで。なので、うっかり購入。お姉さんありがとうございます!そして、壮さんもありがとう!本当に、来て良かったと思ったんです。


01. ENTRANCE
02. 東京にて
03. 光の街
04. ペルソナ
05. こころ
06. 羽根
07. 前進/僕/戦場へ
08. 教室
09. スワロウテイル
10. サイダー
11. HEART BEATER
12. 体温
13. id
14. ぐるぐる
15. 素晴らしい世界
16. BRAVE SONG


EN1-1. 月光少年
EN1-2. 千川通りは夕風だった
EN1-3. カナリアボックス
EN1-4. 僕らは生きる


EN2. インディゴ