tour '07 ゲロンゲロンツアー@渋谷CLUB QUATTRO

nil熱冷めかけてたのが再浮上。やー、カッコ良かった。ロックバンドみたい!とか思ってしまった(笑)入場時、フライヤーを配ってるお兄さんが「アンケート入ってまーす」って言ってて、え?マジで?と思ったら本当に入ってたので、思わず『すげぇ良かったよ!!』的なことを書いてしまったくらい。ていうかアンケート久々ですね。昔お勧めラーメン書いたような記憶が…。




登場時から、なんでかわからないけれどカッコ良かった。一段高いところの、良い場所で見ていたせいもあるとは思うのですが。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、ご来場ありがとうございます。」
と。季節外れの台風が来ていたもんね。ゲロン、manwomanと、早々にフロアの熱は上がる。なんか、すげー盛り上がってる!拳挙がりまくってる!ていうか人多いね。男の子も多いね。高野のテンションもそりゃアガるわ。大阪あたりの微妙さは何だったんだ…。


烏の目が大好きです。イントロから煽りまくる高野。サビの入りが、鳥肌立つ程ビシッと決まって、最初は高野がマイク外して歌ってたみたいで、勝さんの「烏の目!」って叫びのみが聴こえてきて。それがやたらカッコ良くて、思わず「かっけー!」と呟いてしまった。


「ダンスナンバーを1曲。」
って言ったらmy name is misery。楽しいなー。ISOLATIONはライブで聴いて好きになった。稲妻が空を割るー!ってところが、高野らしくて好きです。なんだか切実で切ないメロディー。


「本日は、お足元の悪い中ありがとうございます。そういえばツアーファイナルだったんだな。今回は、行って帰って、行って帰って、ということが多かったので、気持ちを維持するのが大変…なわけでもなく(笑/よく休めたらしい)今日もしばらく期間が空いたので、新鮮な気持ちでやることができています。季節が狂わされるね、10月末に台風だなんて。(中略。忘れたーけれど、地球が狂ってきているとかそんなような話を)…そんなことを歌にした曲をやります。」

ワカンタンカは言わずもがなというか。サビに入るところでパッとミラーボールが点いて回り始めて。その光とともにぐわーっと込み上げるものがね。何だか、音が身体に染み込んでいくような感じがするよ。
「家族とか、恋人とか、友達とか、大切な人にこの曲を聴かせてください。」
最後にそう言って。高野にとって、とても重要な位置にある曲なんだよなぁ、と感じました。その流れを引き継いだKILL YOUR PAIN。音圧が気持ち良い。


イエロー、『君の股間に!』はやめてくれ(苦笑)A-HA-HAは曲の途中で「A-HA-HAって言うと自然と笑顔になるな!」と。確かにね。CANDYのイントロ、ドラムの16分音符に合わせるようにシャドウボクシング?する高野がかわいらしい。
Ghost Riderの踊るようなベースソロで、勝さんの後ろで千手観音?のような動きを見せる高野。MOTORCYCLE!に入る時にいつも慌ててマイクの前に行く勝さんが個人的に大好きだったりするのですが、今日は高野も勝さんも敢えてステージの端へ行って、そこからマイクの前に走り込んで『MOTORCYCLE!』なんてやりだすので大爆笑!もー、なんであんなにアホなんだ(笑)


Hate Beat!は風間さん頑張りました。コーラス部分で、前二人が「う、腕が〜!」という仕草を見せて演奏を止める→ドラム&風間コーラスのみ→ドラム叩くのも止めてマイクを手にして歌いだす→nilのメインヴォーカル風間!なんて高野に言われてしまう…。終わってからの風間コールに高野も「風間ー!」なんて叫んで。
「風間ー!って言うと気持ち良いな!」
と。最後の「ま」が良いらしい(笑)自分は「哲」か「高野」だからね。そんな中の「哲様」コールには大爆笑でしたよ…いつの時代だよ!勝さんも「風間ー!!」と怒鳴るように叫ぶと、風間さんは「怒られてるみたい…」と。確かに勝さんに怒鳴られたら恐ぇわ!本人半笑いなんだろうけど。


最後のMC。長過ぎてあんまり覚えてないんだけれども。
本日はお足元の悪い中〜(2回目)から始まり。いろんなバンドをやってきて、振り返ると今日のような嵐の中を歩いてきたような人生で。Hate Beat!の歌詞じゃないけれども、本当に僕の人生はFEVERといった感じで。高野がちゃんと作詞作曲をしようとしてあんな曲やこんな曲を作り始めたのが、ちょうど今から10年前なので、nilは来年10周年。その記念に、ベストアルバムを作りたい。全曲、録り直して。タイトルは仮だけど、『Great Spirits』。良いでしょう?と。今はバンドがとてもいい状態で、何も不安なんてなくて。このまま20年30年と続けていきたい。30年後、65になってもこんなことをしていたい。75までは続けるとか(笑)
途中、コードを探しつつ『枯れない泣かないひまわり〜』『ベイビベイビ 君を想えば想う程〜』『何から何まで〜』なんて、懐かしナンバーを軽く披露してくれて、フロアからはにわかにざわめきが。欲を言えばsleepも聴きたかったけど。今でも色褪せない曲たち。きっと、30年後もそうなんだろうな。


「あと少しだけ、聴いてください。」
と、ラストスパート。ギタートスカートが良い位置に来るね。リリースした頃だったら、この位置に違和感を感じたかもしれないけれど、今ここに来ると案外しっくり。ライブで曲が進化するって、こういうことなんだろうな。ランランランまでにもう1曲挟むとなお良いのかもしれないけれど。そんなランランランは最後、高野と勝さんが目を見合わせて『wow!』が『thank you』に変わって。タイミングを計ってる様に思わずニヤリとしてしまう。I'm OK!で締め。躍動感のあるイントロが大好きです。最後の終わり方も気持ち良い。ラストに持ってくるにはちょうどいいんだな。


『鳴り止まない拍手は手拍子へ変わり 誰からともなく歌い出す』
アンコールは高野がまず一人で登場して、ポロロンとギターを弾きながらサーカス。このまま続けてくれたらなぁ、と思ったけれど、残念ながら打ち止め。ガツンとPLACEBO、Fighting Friday Night。あ、Fighting Saturday Nightか。最後、人差し指を伸ばして腕を斜めに上げて、FEVER!のポーズをとってました(笑)お茶目なやつめ。


なんだか、最前列で見た時よりも、後方で見た今日の方がどーんと来るものがあったというか。なんだよ、すげぇカッコイイバンドじゃないか!うん、良いロックコンサートだった!緩むところは緩む(勝さん担当らしい)、締めるところは締める(高野担当らしい)っていうバランスもちょうど良く、ぐだぐだ感もなく。集中力が切れることもなく。良いライブでしたよ。ありがとう。今年はもう何もないのかなぁ…残念。また何かやらかそうな気もしますがね。



01. ゲロン
02. manwoman
03. 烏の目
04. Emergency Chords
05. my name is misery
06. ISOLATION
07. ワカンタンカ
08. KILL YOUR PAIN
09. イエロー
10. PENGUIN JIVE
11. A-HA-HA
12. CANDY
13. Ghost Rider
14. Hate Beat!
15. Don't leave me alone, not!
16. ギタートスカート
17. ランランラン
18. I'm OK!


En1. PLACEBO
En2. Fighting Friday Night