無知を承知で書きますよ

10/1付けの俺様日記にも書いてある、平滑筋肉腫の標的遺伝子治療研究の支援について少し。
その活動について、詳しくはこちら→http://www.curesarcoma.jp/


9/29のnilのFCミーティングで、高野がこんなようなことを言ってました。
「肉腫って知ってる?簡単に言うと筋肉のガンみたいなものなんだけど、俺の小学校の同じ学年だった人が、今その病気と闘っている。特効薬があと3年くらいでできるらしいんだけど、彼女はあと1年の命と言われてる。今やホワイトバンドは有名になって一部の非営利団体が儲けてるんじゃないか、って話まで出てるけど、肉腫の研究を支援するためのリストバンドがあるということを、お見舞いに行った時に知って、今つけてる。」(言い回しとかは全然違いますが、内容はこんなかんじ)


ただ、話を聞いてて「え?」って思ったのは、「特効薬が3年くらいでできるらしい」ってところ。そんな簡単にいくものなのかと。
で、↑のサイトを見に行ってみた。世の中にはいろんな色のリストバンドが出回っていて把握しきれてないんだけど、このバンドの、他のものと違う点は

『ある特定の研究グループの、ひとつの研究の支援を対象としていること』

なんじゃないかと。とてもシンプルでわかりやすい。このバンドの収益は100%募金として、治験の実現のために使われるとのこと。この活動を行ってる団体の人たちの、少しでも早く治療を実現させたい、という想いが表れてる。

治験の実現。まずは、phase1の成功を目指している。一般的に考えて、3年じゃ特効薬は出来ないんだろうな。治験として投与できる段階まではいくかもしれないけど。

ただ、客観的に、とても意地の悪い見方をすれば、研究費の足りてない研究所なんて他にたくさんあるだろうし、前臨床段階の特定の研究に対する支援なんて、リスクが大きすぎる。それに、真似をして研究費を集めようとする団体が現れてもおかしくない。

この活動を行う人たちの気持ちもわかるし、賛同したいとも思うけど、ちょっと反論も起きそうかな、なんて思ってしまいました。私がひねくれすぎてるのかな。目的が明確で具体的であるという点は、とても良いと思うんだけどね。