無力だなぁ…

ハイクに書こうかと思ったけど、上手くまとめられなかったのでこちらへ。
   
木曜日の夜のこと。
いつ息が止まるかわからないような状態でいた子が、ついに動かなくなってしまいました。
私が帰るちょっと前までは、息をしていたらしく、まだ温かくて柔らかくて。
待ってたんだけどね、って。看取った母に言われました。


うちは、半野良状態で飼っている猫も多くて、今までにも何匹か見送ってきたし、覚悟は出来てたんだけれども。
この子は元々身体が弱かったみたいで、何度か入院したりしてて、でも、生命力はやたら強くて、
ホントに死ぬんじゃないかって思ったことも何度かあったのに、奇跡的に回復してきて、驚かされたりして。
ちょっと、特別な子だった。


11月入ってから、何も食べなくなってしまって、病院で点滴してもらったりして何とか頑張ってたんだけど、そのうち水も飲まなくなってしまって。
思い当たる節はあったけれども、検査することや治療することで、大きな負担がかかってしまうことが予想されたので、調べるのをやめてしまった。
これが正しい選択だったかどうかは未だにわからない。
ただ、外に出たいというから一緒に出てみても、何故か水が溜まった所に入って行ってしまって、まるで死に場所を探してるみたいで、自分の死期はわかってたのかもしれない。


最後の週は、家族の誰かしらが側に居て様子を見ていて。
私も風邪っぽいことを理由に仕事を休んで一緒に居たりして(ダメ社会人…)。
ひとりぼっちじゃなかったし、呼吸もずっと穏やかで、ほとんど苦しむことなく旅立てたから、幸せだったのかな。単なる飼い主のエゴかもしれないけど。


なんとなく伝えたいことはわかっても、どこが痛いとか苦しいとか、正しく理解することはできない。
ただ、前兆を見逃さなければある程度悪化は防げる。
生き物の命を預かる以上、正しい知識が必要だ。
獣医目指しとけば良かったかな…?とか今更ながらに思うけど、今出来ることは、残る5匹の子たちが元気に生きる手助けをするくらいかな。
そのうち2匹は既に危険なものを抱えてるんだけど。
それが分かった時、この子たちを助ける方法を作るために、転職しようかとちょっと本気で考えたりもしたっけ。
よくよく考えたら、人間ですら救う方法が確立されていない病なので、無謀にも程があるってことなんだけど。


この思いが風化していかないように、ここに記しておきます。