犬が吠えるは解散しました、って。

妄想だけでつらつら書いてみようと思います。妄想もうよそうとか、思わずに。


実は、あんまりショックは受けてない。
まだシロップを引きずっているせいなのか、犬にシロップを重ね合わせようとして違うと気付いて諦めてしまったからなのか、自分でもよくわからない。


犬が吠えるは去年二回見た。シロップほどの衝撃はなかったのは確か。でも、ここで切るという決断はできなかった。やっぱり、五十嵐隆という人を信じたかったんだもの。何より、五十嵐さんがまた音楽を始めてくれたことが嬉しかったんだもの。
微かに覚えてるメロディは確かに、五十嵐さんが作ったものだなぁ、と感じた。だから、もう少し聴いてみたいと思った。シロップの曲はもう新しく生まれてこないってことはわかってたけれども、その面影を感じたかったのかもしれない。


五十嵐さんは、自分の感情を音楽に昇華させることで生きてきたような気がする。シロップの音楽は彼の人生そのものみたいに感じたんだ。
だから、この人が音楽をやめることはないと思う。理想と現実の狭間で苦しんだ挙げ句、犬が吠えるでは理想に辿り着けなかった、とかかな。わからないけれども、模索したんだと思うんだ。そして、行き詰まってしまったのかもしれない。シロップを終わらせることを決めて、ようやく最後の作品を作ることができた、繊細な人だから。


恐かったのは、五十嵐さんがSyrup16gの幻影に取り付かれて身動きとれなくなるんじゃないかってこと。でも、MUSICAを読んだ限りでは、それはなさそうだから、きっと大丈夫。急ぎすぎたんだよ、たぶん。表に出せるメロディと歌詞が集まってきたら、また聴かせて欲しい。

何があったか、気にならないわけじゃないけど、もういいかー、という気になってきた。一旦潜るんだろうけど、きっとまた出てくる。犬の時ほど早くは出てこないかもしれないけど。だから、待ってる。シロップファンは待つの得意だよ。肩透かし喰らうのもね。甘いかなー。