ワンマンツアー2007「ジェットストリームアタックチャン〜ス!!」@心斎橋CLUB QUATTRO

大阪も行ってきてしまいました。何やってんだ、自分…orz
(更新しました)



「大阪ー!今日が最後のつもりで、死ぬ気でやるからなー!」

と、気合いの入ったMCからスタート。でも前半は何だろう、疲れもあったのかな。最初にどーんとテンションを上げなきゃというところなのに、テンポがなんだか遅くてキレがなくて疾走感が足りなくて。リズム隊かな?龍さんまだ首とか腕とか不調なのかな?とか、そんなことばかりが気になってしまって、あんまり曲に集中できなかったよ。
ただ、物思いに耽る庭なんてやられちゃうとねぇ…。初めはリズム隊だけで。ドラムのリズムだけで、来る来る!となってしまう。一気に飲み込まれてしまうんだよなぁ…。
前進〜でちょっとふっきれてまったりゾーンで取り戻して。パラドクサルで壮さんが頑張ってました。一人ハンドマイク(笑)月と手のひらで温かい気持ちになって。


小高「昨日は京都で、3日前に神戸で。その間ずっと大阪に泊まっとったから、大阪には5日間居ったことになるのかな。大阪の良いところは、テレビのチャンネルがようけあるな。ツアー回って、全然ないところもあったからな。」
合田「高知とかね。」
小高「言わんでええやん!…3チャンネルくらいしかないところとかな。ひどいとことか、ゴールデンが1週間ごとかにやってて。空耳アワー…じゃない、タモリ倶楽部とか、これなんか見たことあるな、ってのがやってたり。だから、東京で見逃したら次の週、そこで見ればええということが。あ、あと、たむけんがグラサンかけんでテレビ出とる!こっちじゃそれが普通やからね。結構癒し系の顔をしておるんよね。」
小高「…って、何の話してるん!」


小高「大阪のクアトロは、いつもこれくらいの時間になると、このへんとか(熱気で)曇っとるんやけど、今日はそうでもないなぁ…。まだまだ行けるやろ?まだまだ行けるんか大阪ー!!」

と、気合い入れの音、壮さんが頭上で手を叩きながら煽ってHEART BEATER。後半戦のスタート。畳み掛けるように続く曲たち。プリズムあたりでは、前半に感じたもやもやはもう完全に振り切れてたな。僕らは生きるで別の方向にふっきれて…というか。やる前のMCで、こんなかんじのことを言っていました。


「このツアーは大体一番最後に『僕らは生きる』という曲をやっていて。でも、俺は元々こういう曲を作るような人間じゃなくて。…でも、作っちゃったんやけど。"みんなも一緒に歌ってくれよ!"とか言うと、今までどうしていいかわからないようなかんじだった高校生の男の子とかも(腕挙げて)"おぉー!"ってなるから。自分から先に開かんと、相手にも開いてもらえんし。でも、元々なかなか人と仲良くなれるようなやつじゃないし、どっちかというと龍なんかが先に仲良くなったりして。いつも、カナリアボックス辺りになると"あぁ、ついにこの時間が来てしまったー!"ってなって。で、うぉー!となってやりよるんだけど…。」
「そのことを踏まえて(笑)僕らは生きる!」

語り部分はもう、何言ってるんだか自分でも分かってないんじゃないかな?ってくらい、思い浮かぶ言葉を言っていたようなかんじがする。合唱のところで見せるのは、受け入れられてホッとした、安心の笑顔だったんだね。MCを聞いてそう感じました。いつもビビりながら歌っていたんだなぁ。だから、いつも嬉しくて泣きそうになってたんだ。この日も、やっぱりいい笑顔をしていたよ、小高くん。良いラストでした。


今回のアンコール時のカメラマンは悟さん。フロアを映しつつ
「何に使うかは分からないけれど、映っておいて損はないよー!」
「おー、毛穴まで見える!かわいこちゃんの毛穴まで見えるよー。」
なんて言ってて。そして、DVDとベストの宣伝。
「スペースシャワーモバイルで受付をしているので、みんな投票してねー。その中から、俺らが曲を選ぶので。変わった曲も入れようと思ってるので、全部持ってるーって人も、買ってください。」

「大阪ー、大阪はねぇ、何かあったかな?」
フロアからの「どこ行ったのー?」との声に
「えー、ここらへん。(心斎橋?)ここらへん好きなのよ。1日大阪オフがあって、前の日にヘアブレのベースの大樹と、アートのリッキーとかのDJイベントがあって、そこで飲んだくれて帰って次の日起きたら2時とかで。何もできないから、ここらへんをぶらぶらして。みんな手とか繋ぎよって、そんな中俺一人たこ焼きとか食べて…って、何でみんな(他のメンバー)出て来ないんだ?……わかった!呼ばないと出てこんのや。誰呼びたい?」
すると、「龍くん!」との声。
「じゃあ、ドラゴンコールな。ドーラーゴン!ドーラーゴン!」


龍さん登場。着替えて、白いTシャツだったのですが。
合田「なんで?私服?」
石川「や、汗びちゃびちゃになっちゃって、着る服なくてさ。アンコールで何やる?って相談してたら呼ばれちゃって、そのまま…。」
合田「今朝集合した時と同じ恰好なのよ。」
って、帰りはどうするんですか(笑)しかし、そのままドラムセットの方へ向かう龍さん。その前に、ちょこっとMC。
「みんな、ココリコって知ってる?ココリコのクレープ食べた!あと、金龍のラーメン。大阪行ってたこ焼きってのは今時じゃないと俺は思うので…何かお勧め(?)情報があったら教えて下さい!」


で、小高くんと壮さん登場。
小高「何もないところから、よく盛り上げるよな、って今マネージャーと話しててさ。」
合田「物事は無から始まるんよ。無から全て産まれてくるん。」
小高「悟は、俺と正反対の性格だからね。」
合田「そんな、俺が軽いみたいやん。」
小高「俺、重いなんて一言も言ってへんよ。」
合田「やー、俺は不器用やみたいなこと言いよるから、したら俺はそんなことないのに何でも器用にできてるみたいやん!」
小高「そんなこと言ってないけん、そんな、自分不器用ですから、とか高倉健みたいなこと言ってないし。」

そんな、仲が良いのかなんなのか。

小高「ツアーも終わりに近づいて、あと2本になってしまって。RUSH BALLがすごく最近のことだと思ってたのにね。」
合田「RUSH BALL来てくれた人ー?」
2回くらい聞くと、会場の3分の1くらいの人の手は挙がってたんじゃないかな?
小高「よく、そうやって聞きよるよな。だって、もし全然おらんかったらどうするねん。」
合田「やー、リピーターを求めんと。」
小高「最初に大阪でやった時とか…芸術的な配置でしたからな。(ほとんど人が居なかったらしい…)前に、そうやって聞いたら2人とかしかおらん時とかあったやん。」
合田「その時は、その2人を褒めてあげようよ。」
小高「じゃあ、俺が居ない時にやってや。もっと言うことあるやん。」
合田「もう言ってあるよ。みんなー、会場限定DVD買ってなー。ベストアルバム、投票してなー。(観客の反応を見て)ほらな。」


小高「なんだか、変な風に緩んでしまったな。(壮さんに向かって)盛り上げて!」
というと、会場中も大興奮。壮さんによる、大阪の歌!
『大坂の〜〜女は〜〜〜〜〜〜
 関西弁を〜〜しゃべる〜〜〜
 大阪ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 大好きだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜』
全然、明るくない(笑)盛り上がったけど。
小高「あ、でも次盛り上げる曲でもなかった」
って、えーーーー。盛り上げないわけでもないけどね、桜日和。そして、アンコールの定番(?)ハイライト。体温がすさまじかった。いつも熱いけれども、みんなの熱気が半端なかった。それがラストのすべてまで引き続いて。熱い熱いアンコールでした。


そして、ダブルアンコール。演奏する前の小高くんの言葉。
「僕らが新居浜という街で、小さいリハーサルスタジオで初めて音を出してから来年で10年で。変わるのは怖いけど、人間は変わるものだし、だったら良い方に変わりたい。音楽やってて、楽しいっていう気持ちはそのままで。人生というのは、昔の人生の積み重ねで、今の自分が出来ているもんで。もし俺らが間違った方に変わっていってたら、もし時間があったら殴りに来てくれ。」

ちょっと違うかもしれないけど、こんなかんじの事を言ってて。終盤にきて、ちょっとセンチメンタルな気分になっていたのかもしれない。

昔の歌詞を読むと、もの凄い臆病者で卑屈で人見知りで。そんな姿が垣間見えるくらいの人が、『僕らは生きる』という曲を書けるまでになって。
ツアーで、昔の方が良かったとか、いろんなことを言われたのかもしれない。でも、今も昔もいつでも彼は心の中で叫んでるんだ、俺のことを、認めてくれよ!って。

新譜が出る度に、変わってしまったかな、と思ったけれど、よくよく聴くと根っこの部分はかわってないんだなぁ、といつも思った。そういうことなのかな。例え積み重なって見えなくなっても、それは地盤としてどんどん固くなる。
原点回帰なかんじの僕らの背中と太陽と。このツアーで聴いたのは初めてかも。


 あの日の空の向こう側に僕らは立っているけど
 背中の影法師とオレンジの光と
 揺らいでいる太陽は
 今でも変わりなくそこにあった


歩んできた道は、変わらないんだ。


01. ギグル
02. 奇跡
03. 不安と夢
04. 物思いに耽る庭
05. ガラス玉
06. 虹
07. 前進/僕/戦場へ
08. 眠れない夜のこと
09. ヘヴンズドア
10. パラドクサル
11. 月と手のひら
12. HEART BEATER
13. インディゴ
14. プリズム
15. きらりいろ
16. カナリアボックス
17. 僕らは生きる


En1-1. 桜日和
En1-2. ハイライト
En1-3. 体温
En1-4. すべて


En2. 僕らの背中と太陽と