ワンマンツアー2007「ジェットストリームアタックチャ〜ンス!!」@名古屋ELL

そういえばOOSU PRESSに小高くんのインタビューが載ってたので貼っておきます。
http://www.ell.co.jp/osu185/topnews_2.html


名古屋まで来てしまった。まさか自分がランクで関東甲信越よりも外に行ってしまうとは思ってもみなかったです。飛び出して観に行きたくなるくらいに、今回のツアーは本当に毎回良いアクトをしてくれる。レア曲聴きたいってのも勿論あるけど、それだけじゃない、惹き付ける何かがあるんです。

※更新しました。


ELLの1階の方は久しぶり。ELLは今年30周年だそうで、入る時に記念バッチを貰えました。かわいい。
久々すぎてフロアの形すら忘れてた。段があって見やすいなーと思ったことは覚えていたのですが。横長。ロッカーは2階。照明の数がすごい。始まるまでヒマだったので数えてみたけれど、一列で飽きた。ステージ側からのライトだけでも120個くらいありそう。アウェイなので、ちょっと控えめに、一段高いところに居たのですが、とてもよくステージが見えて、快適でした。


ギグル、奇跡。悟さんの正面あたりに居たので指の動きがとてもよく見えて、しかも低音がどしどし響く場所で。奇跡のベースがめっちゃキた。サビ前のぐるんぐるんしてるところとかホントカッコイイ!思わず釘付けになってしまいましたよ。


「こんばんは、ランクヘッドです!ELL30周年おめでとうございます!5月にも祝いに来れて、またここで祝えるというのは、嬉しいです。……ぶっちゃけ、今年もう1回来るんだけどね。」
と、爆弾発言?
「それについてはまた後で、悟が言うと思うから。」
と言うと、悟さんが早速
「12月3日!名古屋ELLでやります!」
と、バラしてしまい。
小高「早いよ!それ、テレビで言ったら55分くらいに言うところやろ!」
合田「だって俺、待ってられないんだもん。」
なんて、言っておりましたが…。フラカンのゲストとのこと。後日明らかになったのですが、何とオープニングアクトは吉井さん!ちょっと、あの子たち、そんな大物に囲まれて大丈夫かしら?と母のような気分になってしまいました…。


「白濁!」
と、タイトルコール。タイトル聞いただけで泣きそうになるんですけど!パラドクサルのラストは壮さんハンドマイクで、前に乗り出して「アペーーーーー!!」と絶叫。笑ったわ。
ガラス玉がライブで聴く度にどんどん好きになる。雨上がりの夕空を見上げながら、世界が終わるような色の空ってこんなかなぁ、と思ってしまうくらい生活に入り込んでる。歌詞が素晴らしすぎて、どこか切ないメロディもたまらないのです。こういうのは、ほんと上手いよなぁ、と思います。


ちょっと気になったのは、小高くんがやたら鼻を啜っていたこと。その旅にちょっと笑いが起きて
「啜る度に笑うな!」
と言いつつ、グッズのハンドタオルで鼻をかむ。えー、ティッシュとかじゃないのー?きたなーい!と会場から言われ
「鼻かみ用タオルやねん。」
と答える。悟さんにも
「きたないよねー、俺もそう思う。」
なんて言われ。でも、後半には止まってたのかな?あんまり気にならなくなった。風邪とかじゃなければ良いけれども。


まったりゾーン。眠れない夜のことの後に星の欠片がきて、ちょっとビックリ。C/W曲だけど、今回のツアーで演ること多いなぁ。シングル買わないから知らないって人にも、聴いて欲しいって気持ちがあるのかな。ヘヴンズドアはすさまじかった。終わったあと、動けなくなってしまう。拍手するのすらできない。その空気を壊してしまいそうで。
続くギターのコードから察するに、月と手のひらかな?と思ったらなんと三月!なんかもう、思いがけなすぎて泣けた。最後のサビの、音が減ってまたドン!と始まるところの緊張感とか、好きです。


「名古屋と言えば、大学生の頃名古屋出身の友達が居って。名古屋は『エビフリャー』って言うんやろ?って言ったら激怒されまして。『おみゃー(お前)』って言ったら「そんなん言わねぇし」と言われ…こういうのはタブーだと思っとったら、この前米子に行った時に、ご飯食べるために停まったサービスエリアに"ドラゴンズカレー"というものがありまして。打倒日本ハムってことらしく、ハムの上にエビフライが載っとるんやけど、そこに思いっきり『エビフリャー』って書いてあったので、今はそうでもないのかと思ったんやけど…。」
そして、悟さんに話を振る。
「ちょっとさっくん、エビフリャーって言ってみてよ。」
すると悟さん、頭上を指差しつつ
「エビフリャー!!」

……………

……………

……… …… …

会場無反応(笑)


あまりの白けっぷりに、思わず
「ごめんな〜」
と謝る小高くん。ほんとひでぇ(笑)次曲からはまたフロアのテンションあげなきゃ!と思って盛り上げようとしているのはわかるけど、あの三月からいきなり変えるのはやっぱりちょっと無理があるよ。
まだまだ行けるんやろー?と、HEART BEATER、光の街。体温でちょっと空気が変わる。ギラギラしたの、好きです。


カナリア前、の悟さんMC。
中日ドラゴンズ53年ぶりの優勝おめでとーう!興味がなくても盛り上がっていこーう!」
興味…あんまりなくてすみません(苦笑)
日本シリーズの夜は相当アツかっただろうけど、今日もそれに負けないくらいアツくしよう!」
と。カナリアは最近どうも恥ずかしくてあんまりあのダンスができないのですが、(つーか、ちょっと飽きた)この日は妙にテンション上がってしまって。だって、すんごく嬉しそうにメンバーがフロアを見渡してるんだもん。
僕らは生きるは、小高くんが語り部分の最後に
「あーもう、何言ってんだかわかんなくなってきた!」
とか言っちゃうくらい、ホント何言ってんだかわからなかった(笑)ラーラーラーのところで、フロアを左右に分けるバーの上を、みんなに支えながら歩く小高くん。途中でお尻を触られ「尻触るなや!」とか言ってましたが(笑)真ん中の方まで歩いて行って、
「俺一人ではここまで来れんかった!みんなのおかげや、ありがとう!」
って。会場を見渡して、泣きそうになって。みんな笑顔で。ここはなんて幸せな場所なんだろう、と思いました。ランクヘッドに出会えて良かった!


アンコールは、拍手しつつ僕らのうたのラララ〜。誰が始めたかはわからないけど、結構広まっててビックリ。ビデオ撮影は壮さん。
「アンコールでさ、みんな歌ってくれて、すっごい嬉しかったー。いいお客さんだなぁ。よく、『アンコ〜ルゥ!』(だら〜っとしたかんじで)ってやるでしょ?あんなんより、もう、全然!(嬉しい!)」
あと、何の話したかあんまりよく覚えてないのですが、何かをヒップホップ調に「YO!」とか言ってて。それにも関わらず
「ヒップホップは苦手な壮ちゃんです。」
と。ていうか今、この人自分のこと壮ちゃんとか言ったよーーー!!?…壮さんって、テンション上がるとおかしいですよね。何故かビデオで自分撮りとかしてました。
そうこうしてるうちに、メンバー登場。水を渡しつつ
「ケータリングをするバンドです。」
と。そして、ブログに写真が貼ってありましたが、
「みんなは見られないんだけど、ELLは楽屋のドアのところにいつも『おかえりランクヘッド』って紙を貼っててくれるんです。」
という話を。
「名古屋ELLで初めてやったのは5年前?挨拶に行ったのが5年前か、演ったのは4年半くらい?その時に『愛媛出身です』て紙に書いたんだけど、それ以来毎月呼んでもらえるようになって。東京からだから、来れん距離でもないから毎月行ってて。ell. FITS ALL方でね。俺らの客なんて全然居らんのに、0人とかなのに、それでも呼んでくれて。ある時、『あれ?愛知出身じゃないの?』と言われて…(読み間違えであることが発覚)でも、『で、来月なんだけど〜』って言うから、『あ、まだ呼んでくれるんだ』と。」

あと、ベストアルバムの話を少々。お〜いお茶(2L)を飲んでいたのであんまりよく覚えていないのですが、ランクヘッドを知らない人への入り口になったらな、とのこと。いやらしく、新曲も入れるとのこと。あー、やっぱり買わなきゃならんのですね…。


アンコール1曲目は、来月も来るということで、再会を約束する桜日和。アンコールに似合う曲になったね。そして、凄く聴きたかった鼻歌とサイドアウェイ!「壮ちゃんカモン!」が何度かあって笑った。「カモン俺!」がなくて少々残念。
そして、やると信じてたエレクトリック!Electric Lady Landだもんね。あの尖った音で一気に空気が変わって、ちょっと面白かった。『昼過ぎに起きて、酒飲むだけで終わる〜』ってところはさすがになかったけど。

そして朝が来たでまた泣きそうになって。この曲も、ライブ栄えする曲だと思います。音源で聴いた時は実はあんまりパッとしなかった。というか、ランクはライブ力(って変な言葉ですが)がどんどんパワーアップしてると思う。曲は初期の方がまぁぶっちゃけ好きな曲は多いし、心にずしっと響くのも初期の曲の方が多いんだけど、ライブは今の方が断然良い。成長が、目に見えて分かるんだもの。離れてしまった人にも、戻ってきて欲しいなぁ、なんて。
また、行きます。


01. ギグル
02. 奇跡
03. 不安と夢
04. 白濁
05. パラドクサル
06. ガラス玉
07. 前進/僕/戦場へ
08. 眠れない夜のこと
09. 星の欠片
10. ヘヴンズドア
11. 三月
12. HEART BEATER
13. 光の街
14. 体温
15. きらりいろ
16. カナリアボックス
17. 僕らは生きる


En1. 桜日和
En2. 鼻歌とサイドアウェイ
En3. エレクトリック
En4. そして朝が来た