帰り途

見上げた月が、物凄く大きくて驚いた。下弦の月まであと少しといったところか。星も、冬に近づいてきてる。吐き出した息がほんのり白い。
10月の寒さは、学祭準備を思い出す。凍えながら、本当はやっちゃいけない焚き火にあたって、溶かしたマシュマロを食べて、ドキドキわくわくハラハラびくびく。懐かしい。そんなことを思い出す季節。

これ以上好きになる人になんてもう出会えないかもしれない、なんて思える人に出会えたこと自体が、幸せなことなんだと思うよ。と、友人へ。