ワンマンツアー2007「ジェットストリームアタックチャ〜ンス!!」@千葉LOOK

千葉LOOKのステージの低さはどうにかならんものか。天井の低さはアーティストが頭ぶつけるくらいですが。
壮さんが飛んで来たので、思わず運びに行ってしまいました(笑)今回のツアーは毎回セットリスト違うみたいだから隠さなくてもいいかもしれませんが、一応。一番最後にあります。



やっぱりLOOKは後ろの方だと全然見えないね。SEで前に人が詰めかけるけど、後ろでいいや、と思ってたらやっぱり見えなかった。わぁっと再び盛り上がったことで、メンバーの登場を知る。
前半は、前がよく見えないという個人的な事情もありますが、なんだか、熱いんだけどノリきれてないように思えてしまって。ちらりと見えた壮さんや小高くんは、結構頭ガンガン振ってたんだけど。奇跡とか、やっぱり大好きなんですけどね(どっかでギター思いっきり1フレットずれてんだろ!って音出してたけど…)前と後ろの温度差のせいかなぁ。
loopのベース音がやたらよく聞こえてきて、うわー指めっちゃ動いてる!(見えないけど)なんて、今更ながら思ってしまいました。悟さん前で見たかったな。


最初のMCで
「千葉ー!!」
と煽って、客もそれに対して応えているのに
「でも、千葉以外から来てる人も多いんだろ?」
と。や、そりゃあ、私もそうですが…。
あと、「後ろの方は見えんかもしれないけど、聴いて、前の方も、暴れるのもいいけどたまには聴いて、見つめて、また聴いてね」というようなことを小高くんが言ってて。そういうことを口にするのを今まで聞いたことがなかったので、どうしたのかなぁ、と。そんなに前の方は凄かったのかな。


「この剣斬れる」
と、タイトルコール。久しぶりだ!みかん祭以来かな?なんだか、今の小高くんの声で聴くとちょっと違和感のようなものが。続いて、ガラス玉。このあたりは、歌詞をじっくり聴きたい気分。


「僕の大好きなお酒の曲を。」
と、ブラック・ミスティ・アイランド。黒霧島!これも久しぶりだ。このあたりから、しっとりとした雰囲気が混じってきてはいたんだけど、サビの頭『どれだけぇー』の語尾を無理矢理上げてるように歌ってたのが気になった。ちょっとヤケになってるみたいで。
続くパラドクサルの最後も、ある意味ヤケというか…アペアペ言い過ぎ!!(笑)あれを再現出来てるのが凄いよ。アペアペが徐々に止んできて、ちょっとジャムってるみたいなかんじになり。ハウった音を繋ぎにして自分を愛すと決めたんだのイントロへ。壮さんのコーラスが小さくて残念。ただ、ずっしりとした音が会場を包み込むような感覚がとても良かったです。続いて君とコスモス。これまた珍しい曲を。ランクヘッドのスローな曲は、ライブで聴いた時の、じわじわと身体に染み込むかんじがとてもいいんです。


「中盤に入り、冷房が…今俺めっちゃ寒いけん…」
と、小高くん。ゆったりとした曲が続いたもんね。「熱くしようぜー!」との声に
「まだまだ行けるんか千葉ー!」
「千葉ー!ちばー?ちーば!ちーばー!」
と、怒濤の千葉コール(笑)10回くらい言ってたんじゃないかな?
「千葉以外から来とる人が多いかもしれないけど、ここは千葉LOOKだから、今日はみんな千葉県民だ!」
と。煽りまくって煽りまくって、待ってたかのようにきらりいろ。ここからは空気が一変して、突き抜けるような爽やかさを持った曲が続く。HEART BEATERの前には「みんな跳んでしまえよ!」なんてかんじのことをフロアに向かって叫んだりして。


「みんな、まだ歌えるかー?」
と、小高くんハンドマイクで僕らは生きる。フロアに向けて手を伸ばして、少しでも多くの人と手を取り合おうとする。もう、何を言ってんだかよくわからなかったけれど、『こんなに仲間がおるけん、生きていてくれよー!』って叫んでたのは、しっかり聴こえました。
「みんなめっちゃまぶしいよ!もっと聴かせてくれ!」
と、コーラス部分を延長したり。涙目で、でもすごい笑顔な小高くん。なんだか、とてもかわいいんですけど!合唱部分はみんなのエネルギーが集まって膨らんで会場中に満ちていくような、不思議な感覚。なんだか、序盤のもやもや感が全て吹き飛んだよ。


「ありがとう!」
と、小高くん。そして、
「ありがとーう!」
と、少々甲高い声。悟さんだ!
「みんな、さっきの曲で終わりだと思ったでしょ?あと1曲、やりますよー。」
悟さんがそんなこと言うなら、次の曲はもう決まってる。いつもの音が聴こえてくる。カナリアボックス!この時だったかな?小高くんがメンバー紹介を。
「ドラム、ドラゴン!ベース、合田の合は合コンの合!ギター、ファイヤースター!」
…ファイヤースターって何だ?聞き間違い?でも、確かにそう聞こえたんですが…。まぁ、この曲で盛り上がらないはずはなく、みんな笑顔の中で終了。


アンコールには、龍さんがハンディビデオを持って登場。
「ツアー8本目だけど、俺ハンディ撮るの初めてだ!」
と言いながら、あのニコニコ笑顔で会場中を見渡すように撮影してました。多分最初のアンコールの時だったと思うのですが、小高くんが何と1.5Lの烏龍茶(?)のペットボトルを前の方に渡してくれて。
「みんなで回して。」
と。どの程度回ったのかはよくわかりませんが、その心遣いが嬉しい。飲みたかったな…。


「せっかく呼んでもらったので、あんまりやらない曲を。俺らの仲間が…女友達なんだけど、2年前に結婚して。結婚パーティーをやるから、何か歌ってよと言われまして。彼らは式はやらなくて、そのパーティーが式みたいなもので。折角だから、そのために1曲作ろうということになりまして。それで出来たのが『ふたり』という曲で。そのパーティーが、2年前の10月5日だったんです。」
10月5日。ちょうど2年前の今日なんだね。
「なんか…女友達とか言うと、誰かの元カノとか思われんかな?」
と小高くんが言うと、すかさず悟さんから
「そんな、思い込んどるのは小高だけだよ。」
とのツッコミが…。
「元カノのために1曲作って結婚パーティーで歌ったとかだったら、どんだけ太っ腹だって話だよな。…どんだけー!」
と、言った後で
「でももう、どんだけー!って古いんだよね。今はあれでしょ?"でもそんなの関係ねぇ!"」
すると、さらに悟さんから
「でも、彼も来年には居ないと思うよ。」
なんて、悲しいツッコミが…よしおってたしか、小高くんと早稲田で同期なはず…学部違うけど。
ランクヘッド唯一のウェディングソングです。」
との曲紹介からふたり。確かに大きな愛を歌った曲だとは思っていたけれど、そんなエピソードがあったなんて。しっとりと、時折目を閉じて歌い上げる小高くん。きっと、良い思い出なんだろうな。


続いて、アンコールの定番?なハイライト。までは予想の範疇だったけれども。
ギターヒーロー山下壮の曲!山下壮の!山下壮の!山下壮の!」
山下壮のテーマ!YST!まさか、ここでこれを持ってくるとは…(笑)でも、確かに千葉は何故か壮さんのテンションが高い。ここでも、ギターを掲げて、ストラップを外したかと思うと…ダイブ!!まじでか!そのまま結構後方まで運ばれて、また前に戻ってステージへ到着。途中で落ちるんじゃないかとヒヤヒヤでしたわ…。

妙なテンションで1曲終えた後、
「俺、大事なこと言うの忘れてた!会場限定のね、DVDが。」
そして、悟さんに話を任せる。
「そう、宣伝しようと思ったら、『あんまりやらない曲を〜』とか始めちゃうからさ。えー、6月3日に、SHIBUYA-AXでやった、今日と同じくらい熱いライブがぜーんぶ入ったDVDがね、その辺(物販の方を指して)で売ってるんで。壮くんの毛穴とか、小高の鼻毛とかも見えるかもしれないんで。」
と。えー、見えたらちょっと嫌だな(笑)


ラストは体温。やっぱり、この切羽詰まったかんじのギラギラ感がたまりません。体温上昇しすぎ。最後は、いつまでも終わりたくない!っていう気持ちが見えるようで。いつまでもいつまでも続いていて。ほんと、終わって欲しくなかったなー。


終わりかと思ったけれど、アンコールが続くので残ってみる。と、暫くして再々登場!
「アンコールって、どうせ出てくるだろうと思ってるでしょ?…今度出るのやめようかな…。でも、ダブルアンコールの時はなんか必死で。そのハプニングっぽさがいいよね。」
と。そういえばブログでも書いてたね。何をやるか決めてなかったらしく、
「何にしよう?」
との小高くんの呟きに対し、会場から様々な声が。
「うっさい!」
と言われつつも、やっぱり挙がる様々なリクエスト。アゲアゲな曲?千の風になって?なんて話になってしまったようで
『私のお墓の前で〜 泣かないでくださいぃ〜』
って小高くん!(爆笑)結局、4人で相談した後に
「みんなが幸せな夢を見られるように。」
で、月光少年!素敵なことを言ってくれるじゃないか。もう、見上げると手のひらだらけ。良い気分で、終えることができました。

「愛媛から始まって、九州を回って帰ってきて、またリスタートってかんじなんだけど。また会えるって人も居るかもしれないけれど、今日で最後って人も居るかもしれないから。俺らにとっては1/28だけど、その人にとっては1/1だから。」
どこで言ってたかよく覚えてないんですが、その言葉がとても印象的で。1回1回を、大切にしてるんだろうなぁ、と感じました。
「リキッドの日、空いてる人は、良かったら見にきてください。」
こう、しみじみーと、腕組みしながら「うん、うん。」と感慨に耽ってください、みたいなことを言ってました。その姿は、きらりいろのPVの壮さんパパを連想させました…。でも、ほんと、本人たちが充実してるであろうことが前面に出てるライブは、見てて楽しいですね。小高くんが言うように、「うん、うん。」と頷きながらリキッドルームでの彼らを見たくなりましたよ。どうなっていくのか、楽しみです。



01. ギグル
02. 奇跡
03. 不安と夢
04. loop
05. この剣斬れる
06. ガラス玉
07. 前進/僕/戦場へ
08. ブラック・ミスティ・アイランド
09. パラドクサル
10. 自分を愛すと決めたんだ
11. 君とコスモス
12. きらりいろ
13. インディゴ
14. 千川通りは夕風だった
15. HEART BEATER
16. 僕らは生きる
17. カナリアボックス


En1-1. ふたり
En1-2. ハイライト
En1-3. YST
En1-4. 体温


En2. 月光少年