HIGH LINE RECORDS 10th ANNIVERSARY 〜10年目の夏〜@Zepp Tokyo

ランクが初Zepp Tokyoだー!と思って、夏風邪こじらせながらもわくわくしながら行ってきました。予想の範疇だったとはいえ、シークレットにはやられたー!やー、さすがはハイライン。

UNION SQUARE GARDEN

オープニングアクトって、開場〜開演までのオープニングを飾るって意味だったのですね。中に入ったらもう始まっていました。
音的には結構好み!若くて、勢いがありそうなバンド。大きな会場にもひるむことなく、楽しそうに演奏してました。最後の曲が良かったな。コーラスの声が高くてちょっと耳にキンキン来ましたが…。




そして転換中、2階席の関係者ゾーンから奇声が。
「どうもー!ボクです!!」
って、マスザワさん!!(笑)どうやら二度目の登場だったようで、最初の聞けなくて残念…。Zeppでライブをできるバンドはたくさん居るけど、MCでZeppに立つ人ってのはなかなか居ないでしょー?と。次のヘアブレはセットリストを見せてもらったけど、最初から最後まで全部4つ打ちです!!と、煽るだけ煽って去っていきました…あの人面白すぎる!


hare-brained unity

初めて聴いたのですが、もっともっとディスコサウンド風なのかと思ってました。ロック風味もしっかりある。聴きやすい音だなー、と。
ただ、セッティングのせいか、ギターの高音がキンキン響き過ぎて辛かったです…そんなんばっか。大仏ブラザーズも登場して、ステージ上が人だらけでわけわからない状況になってました(笑)


LOST IN TIME

今の編成でのロストを見るのは初めて。ベースのサポート有江さんだ!
最近の曲はよく知らなくて、わかったのは約束とココロノウタくらいだったのですが、ギターが2本のバンドサウンドは良いのではないかと思いました。が、やっぱり海北さんがギター弾いてるのに違和感…約束のチョーキングが微妙だったのがちょっと悲しかったです…。
きっとまだ、体勢立て直しの模索途中なんじゃないかなぁ、と。海北さんの声がとても好きなので、もっと聴きたいです。頑張って欲しいな。



ロストが終わり、次はランクかなー?と思ってやや前の方に行ってみるも、なんだか様子がおかしい。ランクは、イベントなら大抵自分たちでセッティングをするのに、今日は出てきてない。ていうか機材が違う。
まさか、ホントのホントにシークレット?
でも、あの黄色いレスポールは見たことあるぞ。まさかまさか。
ていうかやっぱり、チューニングがハーフダウンだぞ。まさかまさかまさか。
つーか、あの緑のラメのドラムセットって、間違いなくね??


そして、掲げた拳とともに登場したのは、やっぱりあの4人。

BUMP OF CHICKEN

SEが鳴ると同時に、前方に人が詰めかけける。柵もどんどんくぐり抜ける。私は体調が微妙だったので最初の柵の後ろに居たのですが、一番前のスペースは溢れかけてたんじゃないかと。

乗車権!しびれた。いきなりそれを持ってくるか!と。ピリピリした空気に息をのむ。もう、目はステージに釘付けですよ。今は、涙のふるさとが最新曲になるのかな?丁寧に演奏していた印象。


「後ろの方もちゃんと見えてるから。俺、目ぇ悪いけど……大丈夫、大丈夫。」
そんなMCも、久しぶりに聞いたよ。唐突に立ち上がって客席を見渡す升くんとか、変わってないなぁ。
天体観測はやっぱり良い曲だね。会場に居る誰もが知ってる曲なんだろうなー。やっぱり、一番盛り上がってました。
「俺達、ハイラインの第一弾アーティストなんですよ。」
って。原点回帰のごとく、最後はガラスのブルース。『空を見上げて』で上を指しながら歌う藤くんの姿とか、懐かしすら込み上げる。いつまで経っても、俺達は変わらないんだよ、って言われてるような気がしました。


都内のライブハウスでバンプを、こんなに近くでこんなに平和に(苦笑)見られる機会なんてもうないだろうなぁ…。幸運でした。久しぶりにバンプ熱上がった!


01. 乗車権
02. 涙のふるさと
03. 真っ赤な空を見ただろうか
04. 天体観測
05. ガラスのブルース


ランクヘッド

バンプの後じゃやりづらいだろうなぁ、と思ったのですが、全てを吹き飛ばすかのような小高くんの叫びに、心配は無用だったと気付く。そういえば、こういう逆境にこそ燃えるよね(笑)むしろ叫び過ぎて血管切れるんじゃないかと、別の心配をしてしまうくらいの絶叫っぷり。熱い。
「跳べ!!」
と、初っ端から煽りまくって叫びまくって、針が振り切れんばかりのテンションで。ちょっと力入りすぎ!と思ってしまうくらいの。体温は、元々熱が入りやすい曲なのに、それがいつも以上で。最後のサビ前で声がひっくり返るのなんて、久々に聴いたよ。
それだけ熱の入った演奏を聴かされ、このまま突っ走るのかと思いきや
「夏の匂い。」
とのタイトルコール。クールダウンというわけではなく、これまでの熱さを残したまま歌い上げる。『二人で生きていく〜』は、マイクを外して、広いZeppの空間に響かせるように、支配するかのように。


「さっき海北くんがデモテープのことを言ってたけど、俺らも100円のテープを置いてもらうのに、擦った揉んだでいろいろあって、ハイラインなんて大嫌いだ!なんて思っていたけれど、雨降って地固まるというか、今ではハイラインの店長とは一緒にエビを食う仲になりました。」
そんなMCを挟むので、千川あたりやるかなー?と思ったけど、次はきらりいろ。さらにカナリアボックス、月光少年と、まぁイベント仕様なセットリストではありましたが、今のランクの姿を存分に見せつけてくれました。


Zeppというせいもあるかもしれないけれど、みんな本当に楽しそうで。悟さんは広いステージを走り回ってたし。最後、ギターを置いた小高くんは龍さんの方へ向かい、スティックを手に取るとドラムを叩き始めたり(笑)終始テンションが高くて、見る者を圧倒させるような力すら感じました。彼らにとって、とても良い経験になったんじゃないかなぁ、なんて、生意気なことを思ってしまいましたよ。良いライブだった!


01. HEART BEATER
02. 体温
03. 夏の匂い
04. きらりいろ
05. カナリアボックス
06. 月光少年


FULLARMOR

ZION買ったけどまだあんまり聴けてないので、最初にLionやったことくらいしか覚えてません…。インストって、人によっては飽きちゃったりすると思うのですが、そのあたりはさすが。とにかく、ベース2本の存在感が凄い。途中ひなっちが唐突に
「楽しー!」
と呟いたのですが、ホント、あれだけやれたら楽しいだろうなぁ。
音源聴いた時は、ホリエ実はあんまりキーボード上手くないんじゃ?と思ったのですが、実際聴いてみたら思ってた程でもなかった。多少安定してない感はありましたが…。
ドラムのオニィがハイラインの店員さんをやっていて、ホリエが口説いてFULLARMORが結成されたとか。だから、ハイラインがなかったらFULLARMORもありませんでした、と。
FULLARMORの音は、何となく三次元なイメージ。ホリエが少し離れた高いところに居て、下の方では2本のベースがケンカしたりふざけあったり。そして、それを支えつつも、時折遊びに出かけるドラム。低音がぶつかり合い、荒々しいけれど決して崩れない美しいリズム。時折キーボードが聴かせる幻想的なサウンド。音楽って、いろんなことが出来るんだなぁ。妙なところで感動してしまいました。


POLYSICS

初ポリでした。テンション高ー!観てるだけで楽しい!カヨちゃんの動きは真似したくなるね。途中、ハヤシのギターが不調だったみたいで、ちょっと残念。
数曲しかわからなかったけれど、面白かったです。盛り上げ上手。長丁場のトリを飾るのに相応しいライブでした。