TOWER RECORDS PRESENTS ランクヘッド SPECIAL LIVE&握手会@TOWER RECORDS新宿店屋上

屋外なのに、曇り空。でも、どうにか雨には見舞われませんでした。良かった!


最近のランクのライブは、質が高い。
…って言い方もおかしいのかもしれないけれど、そう思います。
最近のインタビューで、FORCEでは『自分たちのギラギラした部分を出したかった』というようなことを言ってたけれども、たしかに初っ端からギラギラしてました。
体温!意表を突かれたよ。アルバム購入者対象のインストアイベントだから、当然アルバムからの曲が中心だと思ってたから。顔をくしゃくしゃにして、溢れ出る感情を、激情を、叫ぶ小高くんの姿に、早々に胸を締め付けられる。
続いて、奇跡。2番の頭のキメのドラムのタイミングが絶妙すぎて思わず息をのむ。龍さん素敵すぎる!奇跡のサビの部分を聴くとどうにも泣きそうになってしまうのですが、それが、体温を聴いた時に感じるのと同じ種類のものだということに、この時気付きました。
そんな、触れるとピリッと来そうな緊張感も、最初のMCで崩れてしまうのがランクヘッドなんだなぁ…。

集まったお客さんを見渡して、
「ここにおる人はみんなアルバムを買ってくれたってことだよな。」
と、ここで拍手が起こり、嬉しそうな小高くん。さらに盛り上げて
「成田空港に来たヨン様みたいだ。」
や、そこまでではないか。ビリーくらい?というような流れの話になり、手をくるくる回すアレをやってました(笑)
この日の会場は屋上、屋外ということで、
「あー、この清々しさが俺らの毒気を抜いていく…ランクヘッド今年初の野外です!」
ランクヘッドフェスティバルへようこそーー!!」
って、さっきまでのギラギラ感はどこへ…。や、そのテンション好きですけれどね。


「雨の曲をやります。」
と、次もアルバムからガラス玉。頭の高音がちょっと苦しそう。まだ歌い慣れてない感があり、上を見て、出そうと頑張ってました。小高くんの、こういう情景の描き方が好きだなぁ、と思います。ツアーを経て、ますます磨きがかかるんだろうなぁ。
続いて、灰空。空が見えるステージだからこその選曲かな?と。

夏の匂いは、リリースから季節がもう一巡してしまったのですね。早いなぁ。野外で聴くと、より清々しい。桜日和を終えてから、このシングルのことについて触れたMC。シングル曲がアルバムの中に入ると、また聴こえ方も変わってくる、と。桜日和を最後にして良かった、とも。
「これ、曲やる前に言えば良かったなぁ。」
なんて言ってましたが…。
この時だったかどうかは忘れてしまったのですが、小高くんが
「俺が長く話すとだんだん重くなる…さっくん、盛り上げて!」
なんて、悟さんに振り。
「そんな、俺が軽いみたいやん。」
「違う?」
「や、軽いけど…」
なんてやり取りがあり。その時に悟さんが
「聞いてみたかったんだけど、今日ランクヘッドのライブ初めて見るって人、どれくらいおるの?」
と。すると、やや後ろの方でちらほらと手が…前の方には居なかったかな。それを見た小高くんが
「思いの外マイノリティーですな。」
なんて言ってたのが面白かったです(笑)マイノリティーってあんまり出て言葉だよねぇ…。


後半は気持ちの良い選曲だなー、と思いました。HEART BEATERの『風になった僕ら走り出せ』という歌詞と、曲のスピード感が、屋外という場所にマッチして、とても清々しかったです。
きらりいろの時の、みんなの笑顔が素敵すぎでした。が、小高くんの『きらきらりいろ きみがひかって』って歌詞間違えには笑っちゃったよ。光っちゃうのかよ!と(笑)
ラストの月光少年まで、とても楽しかったです。野外が似合うバンドになってきたね。


アンコールはやらないかな?と思ったけれど、やってくれました。まず龍さんが出てきて
「みんなのお陰で、天気保ちました。本当にありがとう!」
と。メンバーみんな、一週間前から週間予報を気にし続けていたとのこと。そりゃあね。

「これからツアーを回って、12月のリキッド2daysで、FORCEの最終的な形を見せたいので…アルバムの曲はやりません!」
と小高くん。出し惜しみしやがって!とは思いましたが、ツアーってそういうものだよなぁ、とも思います。最後の最後は前進/僕/戦場へ。いつもならサビでジャンプ!のはずですが、始まる前にスタッフさんから「前の柵が倒れると大変なので、その場で楽しんで。飛んだり跳ねたりしないでください」との注意を受けていたため、みんなつま先立ちくらいまでなのが面白かった(笑)悟さんも小高くんも煽ってたけどね。


*SET LIST*
01. 体温
02. 奇跡
03. ガラス玉
04. 灰空
05. 夏の匂い
06. 桜日和
07. HEAT BEATER
08. きらりいろ
09. 光の街
10. カナリアボックス
11. 月光少年

EN. 前進/僕/戦場へ



その後、握手会。会場内でのCDやDVDの購入者はポラロイド撮影会に参加出来る…とのことでしたが、私はそんなミーハーなファンじゃないわ!全部持ってるし!と思って買うつもりはなかったのですが。売り場から続く長蛇の列を見て、ここで買わねば、この人たち全員に気持ちで負ける!負けてたまるか!という訳の分からない闘争心から、気付いたら列に並んでおりました…orz
や、とても恥ずかしかったけれども嬉しかったですよ!まずは龍さんが出迎えてくれて、ちょこっとお話しして撮影。その後、3人と握手。その頃龍さんは次の人を出迎えて…というかんじで、なるべくタイムロスしないように進めていました。あんまり話せなかったけれど、普通にサークル仲間みたいだね、と母に言われるような写真を撮って頂けて、よかった。メンバーはお疲れの様子だったけど(笑)
私は終わったのが5時半。最後の人はきっと6時過ぎてただろうな。ライブは3時からだったので、かなりの長時間。大変だったろうなぁ、と。お疲れさまでした…。