みかん祭@渋谷CLUB QUATTRO

会社を出たのが間に合うかどうか危うい時間だったのに、電車が運転見合わせとかって、なんとタイミングの悪い!結局、スタートに間に合いませんでした…。入ったら、人だらけ!何だコレ!そういえば、完売してたんだっけ…アートもちゃんと見たかったのに、人の頭と頭の間でわずかにキノコ頭が見えただけでした…くそう!

ART-SCHOOL

活動休止前の音源は一時期聴きまくっていたので、実はかなり楽しみにしてました。復帰後の音源はあんまり聴き込んでいないので、曲とタイトルが一致しないのですが、アートの音は変わらないな。木下理樹の歌声は棘だらけの叫び。触れたら,
そのままずたずたにされてしまいそうな。でも、心の中ではいつでも、救いを求めてる。そんなかんじ。

てか、えぇぇ!?1曲目シャーロットだったのですかー!?うわーん、何でそこに間に合わなかったんだ、私!
サッドマシーンでアガったー!寂しいよ、寂しいよ、って聞こえるサビ。なんだか、心が痛い。ロリータ キルズ ミーのイントロで大興奮でした。何かに急き立てられるような疾走感が好きだ。ここで終わりかなー?と思ったら、あと10秒で、UNDER MY SKINと続いてちょっとビックリ。10曲くらいやったんじゃないかな?演奏がちょっと荒く聞こえたのが残念。ベース音に違和感…って、仕方ないのかな。もっと轟音のアートが聴きたい。

LUNKHEAD

すごーく楽しかった!ランクはツアーを重ねるたびにどんどん成長していっているのがとてもよくわかる。このところは毎回、サイコーだっ!と思ってしまう。サイコー記録を更新してる。良いことだ!


1曲目はこの剣斬れる。昔のライブはいつもこの曲からスタートしたんだよ、って話を以前どこかで見た覚えがあります。悟さんの日記にあった「みかん祭っていうくらいだからセットリストもらしい感じにしてるよ。」ってのはこのことだったのかな。少し陰りのある音がたまらなすぎる。
2曲目でもう東京にてが来てしまうとは!個人的にはもう少し後に引っ張って欲しかったけど、イントロで曲が分かった瞬間に飛び跳ねてしまいました。小高くんのピックスクラッチをまじまじと見てしまった。ここから曲調が変わる、空気を裂くような音。カッコいいなー。この曲が好きすぎて、早くも満ち足りている自分が居ました(笑)幸せだー。


Loopは、リズム隊が頑張ってるなー、っていうのが分かりました。あの柱に阻まれて、二人の姿は全く見えなかったのですが。特に悟さん。音源聴いてるときはそんなに感じなかったけど、あのベースはカッコイイ!ぐるぐる回るような照明に、目がチカチカしてしまいました…。


「クローバー!」
と、何故か妙に得意そうに言い放つ小高くん。この曲聴いてると、サビの頭の”パ!”を、ついつい一緒に口パクで歌ってしまいます。会場中に溢れる柔らかいサウンドが心地良い。ひとりごとは久々。声の厚みが増した、っていうのはおかしな表現だけど、そう思いました。


続いて、アコギが登場。最初のMCタイム。MCの記憶はあやふやなので、言い回しとかかなり違いそう…。
合田「みんな、お祭りは好きかー?」
小高「俺らが東京に来た頃は、毎日が祭りだ!と思ったよ、人が多すぎて。」
合田「でも、小高は人ごみが嫌いなんだよな」
小高「(フロアを見ながら)…人ごみにしちゃって、ごめんね」


小高「みかん祭っていうのは、4年前に俺らがやってたイベントで。チラシを4000枚くらい作って、夜な夜な配ったよ。みんなで手分けして。下北沢とかのライブハウスの前でね。俺は眼鏡をかけて配ってたんだけど……渡すと『今日のライブ、最高でした!!』とか言われるんよ(笑)」
と。そして、続きを言いかけて
小高「これ、やっぱ言わんでおこうかな…」
なんて、勿体ぶったことを言うので、周りからブーイングが。うん、そこまで言って続きを言わないのはないよね!仕方なく、続ける小高くん。
小高「…多分、ゴッチに間違われてたと思うんよ」
と。会場、大爆笑!!
合田「共通点、眼鏡だけじゃん!」
ゴッチに失礼だ!的なことも言ってたかな。でも、小高くんあそこまでちっちゃくないだろー(笑)


アコギ登場ということで、新曲・夏の匂い。包み込むように温かくて優しい音に溶け込む伸びやかな声。この曲聴くたびに泣きそうになる。切なすぎる。
ここで、テンション上がっちゃったみたいな小高くん。
「光の街!」
との、力強いタイトルコールはあんまり曲に合わない気も(笑)


すべての語りの部分が凄かった。イマイチよく聞き取れなかったんだけど
「生きろ!一緒に生きろ!」
って、必死に叫んでた。昔の詩なんかは、生と死は常に隣り合わせにあって、死を意識することでより強く生にしがみついているような印象が強かった。けれど、今この歌ははそういうネガティブなベクトルではなく、見つけ出した強い光の中で生きたいという、痛切な、でも力強い誓いのように聴こえる。


カナリアボックス〜前進/僕/戦場へが楽しすぎました!フロア中で拳があがってた。歌声が響く。幸せをうたう歌声が、キラキラしたサウンドとともに。前進〜では会場中が飛び跳ねてたんじゃないかな。もう、楽しすぎておかしくなりそう。


アンコールでは、まず龍さんが登場。手にはハガキが。次のツアータイトルを募集していたのですが,その発表をここでやる!とのこと。気になるそのタイトルは…?
合田「…ヘンをしている。」
会場「…???」
合田「変をしている!一回じゃ分かってもらえないと思ったんだよね。変をしている!」
と。
合田「アルバムの1曲目が恋をしているという曲なのですが、恋と変という字は似ているということで。」

採用された子が会場に来ていたので、メンバーから
「いいセンスしてる!」
と、絶賛されていました(笑)マネージャーのボビーさんが言うには「お前らと感性が近いだけじゃん」らしいのですが…。

「意外と多かったのがね、英語のタイトル!いくつかあったのが、ランランランクヘッド(笑)」
「ツアータイトル募集中、ってタイトルもいいと思ったんだけどね。」
と。そして、後から出てきた小高くんからは,次のツアーファイナルがSHIBUYA-AXだというお知らせが。
あと、夏の匂いが夏ポテトのCMソングということで、
小高「みんなー、夏ポテト食べてるー?」
合田「…宣伝くさい」
小高「??(聞き取れなかった模様)」
合田「宣伝くさい!宣伝くさい!宣伝くさい!宣伝くさい!!」
と、連呼してたのがとても印象深いです。


ラストは千川通りは夕風だった。やっぱりこの曲がないとね!とっても気持ちよく終わることができました。楽しかったー!最高だ!ランクヘッドはどんどん前に進んで行く。ちょっぴり寂しいけれど、やっぱり嬉しい気持ちの方が大きい。夏の匂いをきっかけに、もっとたくさんの人たちの心に残るようなバンドになるといいね。


*SET LIST*
01. この剣斬れる
02. 東京にて
03. Loop
04. 虹
05. クローバー
06. ひとりごと
07. 夏の匂い
08. 光の街
09. すべて
10. カナリアボックス
11. 前進/僕/戦場へ
12. そして朝が来た


en. 千川通りは夕風だった