ELLEGARDEN@Zepp Tokyo

くるくる回りながら頭のネジもぶっ飛ばしちゃったみたいであんま覚えてないんですけど(笑)
簡単なレポみたいなものを。

まだ開演には早いよなー、という時間にステージの照明が点いて、何かと思ったら細美さんが登場。そして、前説を開始。今回で5回目らしいです。ライヴに臨むにあたっての注意事項とかを、笑いを交えつつ。私が思うに、ジャパンフェスの時に
モッシュやダイブは音楽好きな人たちが作り上げた文化だから、守っていきたい。そのためには、おまえらの協力が必要なんだ」
といった内容の事を言っていたのですが(多分どこでも言ってる)、その「守っていく」ための手段の一つなのかなー、と思いました。前向きに。


セットリストは覚える気なかったのでナシ。MCは何となくこんな風な事を言っていたよ、程度で。場所も曖昧。でも、MCレポみたいになっちゃいました。


客電が消えて、ステージ上が明るくなると、ステージ後方に旗(?)がせり上がっていく。
初っぱなはSupernova。待ちわびた!とばかりに大盛り上がりの観客たち。みんなすっごい笑顔。


最初の方のMCで、
「何かもう…言うことないや。何千何万という言葉よりも、20曲くらいの音楽を共有して、繋がりたい。…いくよ?」
っていう言葉が、その場所に立つことができたという喜びを如実に伝えているようでした。


「傷がいっぱい付いてる。これがweezerで、これがEvanescenceで、これが○○で…」
なんて言いながらステージについた傷について語る声が、とても感慨深くて。本当に嬉しいんだろうなぁ、と。

一通りヒートアップして、ちょっとクールダウンってかんじな時にやった虹が、個人的にはとても印象深いです。日本語詞なせいもあると思うけど、歌詞がすごく心に刺さった。Missingとか風の日とか、日本語詞の曲はポップで温かくて、ライヴで聴くとますます好きになってしまう。
ラストに向けての、Surfrider Association〜ジターバグ〜Red Hotって流れが楽しすぎて仕方なかった。肘鉄くらったけどまぁいいや、とか思えちゃうくらいに。

「7年前?ここで初めてweezerを見たんだ。ちょうど、そのへん(と、真ん中あたりの前方を指す)」
「来るときこういう四角いビル見えなかった?テレコムセンターっての。俺昔そこで働いてたんだ。…だからサラリーマンしてた時は一日二回、スーツを着て歩きながらZeppを見てたんだ。バンドはずっとやってたから、絶対ここでやってやるって思ってた。」


「お前は綺麗事ばかり言ってるって、言われるけど、俺は綺麗事を言い続けるよ。おまえらも、やりたいことってあるだろうけど、きっと叶うよ。今度はおまえらが叶える番だ。そんなおまえらにこの曲を。Good Morning Kids」

このMCの後、ちょっと泣きそうになっちゃいましたよ。

「俺たちは曲を作り続けるよ。毎年曲を届けていくよ。そして、おまえらがやりたいことを、何年かかってもいい、叶えたときに、その近くに俺らの音楽があったらいいな」

昔、夢を無くした大人にはなりたくない、と思ってました。今自分が大人かどうかなんてわからないけど、夢見がちであることは間違いない。理想は綺麗事だらけ。でも、それが自分の中の理想だから。何だか、認めてもらえたような気がして、嬉しかった。


アンコールは3曲。
「もうすぐ俺がブルーになる季節が来るよ。秋が来るよ。…The Autumn Song」
ってことで、The Autumn Song。続いて月。

「昔、先輩が『プロになったら開けろ』って言って、酒をくれたんだ。安いやつなんだけど。でも、(肝心なことは)味じゃねぇんだよ。で、いつになったらプロなんだろうって。初めてCDを作った時も、違うなぁ、って。BRING YOUR BOARD!!を出した時も、Missingを出した時も、RIOT ON THE GRILLの時も、うーんって。で、それを知ってる友達に、『明日終わって帰ったら開ければいいじゃん』って言われたんだけど…開けない。俺らはくたばるまで現役で居続けるよ。…いや、くたばる2週間くらい前に、いい人生だったなって思い返して、4人で開けて飲むよ。その時はおまえらも付き合えよ!」


ラストはMake A Wish。大合唱。合唱って基本的にあんまり好きじゃないんですけど、これはアリかな、と思います。何だか、とても幸せな気分。
細美さんの言う「おまえら」には、親しみが込められているようで、言われるたびに何だか嬉しくなってしまいます。仲間に向かって呼びかけてるみたいで。温かさを感じる。
曲数的にはワンマンとしては普通だと思うんだけど、あっという間に終わっちゃった気がします。1曲が短いってのもあるけど、楽しい時間は過ぎるのが早いってことかな。次のツアーも行かなくちゃ!