「トイウ、モノガ、アルナラ」レコ発ツアー@梅田Shangri-La

多分、名古屋はほとんどセットリスト変わらないと思うので、ネタバレOKな方はどうぞ。




01. スピカのことを
02. おとぎ話
03. オ・ワールド・インスピレーション
04. カフカ
05. みぎてひだりて
06. 普遍ソング
07. ラバーボーイラバーガール
08. さかさまミルク
09. 星者の行進
10. 頭が悪いだけ
11. 儚々な
12. 神様になれますように
13. 映幻の花
14. メテオ
15. 愛
16. うた
17. 本当の未来は

En. マインストール(新曲)


オワールドとカフカは、もしかしたら逆かも。
途中、記憶をすっ飛ばしたところがあるので、違ったらごめんなさい。


以下、感想殴り書き。全然推敲も体裁も整ってないけど、それでも良ければ。



スピカ始まり。ヤングライオンやサカスプは、やっぱりワンマンを意識したセットリストの組み方だったんだね。始まり方が変わってた。つねくんの声からじゃない。星くんが立ち上がって弾いてる。みんなニコニコ。なんかもう、迎え入れられてるなぁ、って感じた。

すんごく、攻めてるなー!と早々に思った「おとぎ話ー!」が、もう!もう!完全に心を掴まれた。今に始まったことじゃないけど。

オワールドは、ステージを見ていて、なんて愛おしいんだろうと思った。聞いていたとおり、『ギターもー♪ ベースもー♪ バスドラムもー♪』ってつねくんが指差してて。鍵盤の音がキラキラしていて、飲み込まれそうで。

「OverTheDogsです!」
ってつねくんが言って、「みんな知ってるよ(笑)」ってツッコんだのはダイキさんかな?
アポロシアター!」
おー!…って、あれ?
「おー、ってやったでしょ?騙されました?梅田シャングリラー!!」
や、今、素で間違えたよね?緊張してるのかな。

ツイッターにも書いたけど、今日をすごく楽しみにしていて、お酒も飲まないでおいて、ベッドに入って、気が付いたら7時間経ってました、みたいなことを言ってた。眠れなかったのか。意気込みが、すごく伝わってきてるもん。

「夜中に隣のさんちゃんの部屋のドアを叩いたら、恒吉が出てきたもんな。」
と、ダイキさん。
「だって、ドンドン叩くから。」
って。さんちゃん、起きて!(笑)

カフカでは、修さんがスティック同志をカチカチやって、手拍子を煽ったのー!!私にとっては結構な衝撃で。嬉しいなぁ。


「みんな、好きなように楽しめばいいんだよ。GLAYみたいに(手を挙げて)やってもいいんだよ?ちょっと、練習してみようか?」
って、やってみて、バラバラで、恒吉先生に怒られ(笑)わーってなったところで
「ほら、写真撮って、ツイッターとかに上げて、こんなに盛り上がってる!って。あ、GLAYとか書いちゃダメだよ。」
なんてことをやってて。やっぱりさ、つねくんは盛り上がってる方が嬉しいんだよね。後方でキャッキャしてると、ちゃんと見てるもん。

つねくん以外のメンバーが一斉に歌い出す。
『とてもー はずーかしーいうーただーからー あえてー えいーごに してーいるーんだよ♪』
そ う き た か !(笑)先生の教育のおかげか、わぁっと手が挙がってて、みんな嬉しそうだった。

ラバボーイは、いっちゃんのアコギの音が良いアクセントで、さかさまミルクのさんちゃんのスライドギターは、より儚さを醸し出して。でも、ミルクすっ飛ばそうとしたんだよね、つねくん(笑)

「トイウ、モノガ、アルナラという作品の中で、僕の中で、一つの街が出来上がった曲です。星者の行進。」
と曲紹介をするも、他のメンバーの様子が…あれ?
「あー、間違えた!すごい、俺ナルシストみたいなこと言って…まぁ、今日は一日目ですからね。こんなんだから、恋愛とかも上手くいかなかったりするんですけど…。」
だから、さっき山西さんがギター準備してたんじゃん!な、さかさまミルク。後半のサビの歌詞が吹っ飛んでた。多分、内心相当焦ったんだろうけど、そう見せなかったね。どーせ僕は君のことを想いながら生きるしかないんだよ。

そして、今度こそ本当に、星者の行進。あんなMCを聞いたせいか、街が、情景が、つねくんが歌を紡ぐ度に次々と浮かんできた。


星くんが、ピアニカで軽快な伴奏を始める。ピンスポだ(笑)続いてダイキさんが、トライアングルを鳴らす。さんちゃんが、カスタネットを叩く。ん?

「きみはー なんにも悪くはない ただ」
\頭が悪いだけー/
「初めての人も多いのかな?ほら、恥ずかしがらないで!」
や、初めて聞いたらビックリするだろ(笑)やりながら、ダイキさんにいろいろ絡んでたのが面白かったなー。

儚々な、鍵盤の音が情緒豊かで素晴らしかった。歌の入りのつねくんにピンスポがバッと当たったのにニヤニヤ。ライブVer.で、こんなに良くなると思ってなかった一曲。

ガラリと雰囲気が変わって、神様。つねくんがギター弾いてる。サカスプのリハでも観たけど、これは意外。去年の夏頃たくさんやってた頃とかも、弾いてなかった気がする。多分、オバ犬の中では知名度がある曲だと思うんだけど、だからこそつねくんは弾かないと思ってたのに。
でもね、音に厚みがあって(ギター3本と鍵盤だもんね)ゾクッとするほどカッコいい。そして、この雰囲気をあの曲に繋げて欲しい!映幻の花!と思っていたら、つねくんがそのタイトルを叫んでくれた!ぎゃー、待ってました!

つねくんが花になって咲いてたり、君になればいいのに!で指差してたり、すべて!すべて!すべて!すべて!の掛け合いとか、文句なしにカッコ良かった!ぎゃー!ってなった。マスコミは二回殺到してたけど(笑)

星くんの音。いつもと違うけど、分かる。あの曲への誘い。
人と出会っても、いつかこの人も死んじゃって別れることになるのに、それだったらもう、友達もいらないし、恋人もいらない、ペットもいらない。そんな風に思ったこともあるけど。人が死んで、そしたらその代わりに、星が人になって、僕が死んだら代わりに星が人になって、そんな風になったら、寂しくないんじゃないかな、と思います。
そんなことを話してた。19歳のつねくんは、そんなことを思ったのかな。大好きな曲で、飛び跳ねて聴きたいくらいなのに、しんみり染みて動けなかった。間奏の、パパパン!を口ずさむのが可愛い。パパパン!って、やりたくなる。

愛の前は、なんて言ってたかな。両親の話してたな。お互い二回結婚してるけど、とか(苦笑)でも、どんな形だとしてもよくて、何が正しいのかなんて、間違ってることでも、自分が正しいと思えば正しいんだと思います、って話。

うたの途中で、修さんのバスドラのペダルが壊れた。スネアだけ叩いてて、あれ?ってなって、音が止みそうになっちゃったら、つねくんが煽って手拍子させて。
後で、チェーンが切れた、って見せてくれた。僕もドラムやってたんですけど、初めて見ました、って。

本当の未来はの前。星くんの方に寄って「時々醤油顔になる、とか」さんちゃんの方に寄って、何だったかな、エモいじゃないけど、そんなかんじの前髪なのに、すっごい視界が開けてるとか。そんな発明。

終わり方も、すこーしだけ変わった気がする。でも、つねくんが指揮者になるこの終わり方は好きだなー。


アンコールでは、10月に僕たち初めてのシングルを出します!その翌月にはフルアルバム!って発表。赤坂まで引っ張りと思ったのに。
そして、新曲を披露してくれた。パソコン使えないくせに、と言いながら、「マインストール」っていうタイトル。キラキラしてて、愛の新しいアレンジを聴いた時と同じような感覚だった。これ、タイアップとか付いたら、
結構売れるんじゃない?


頭が悪いだけが終わった後、近くに居た子たちが「あんなキャラだったんだ」みたいに話してた。やっぱり、そういう印象なんだよー。
ただ、今回のワンマンは、世間のふわふわイメージをぶち壊してくれると思うよ。自分たちの世界を作り続けてきたけれど、その中に受け入れてもらえたような、感覚。
このバンドはもっともっと面白くなって、未来を見せてくれる。私にとっての希望なんだ。三本全てキッチリ見届ける。