syrup16g vs VOLA & THE ORIENTAL MACHINE@ LIQUID ROOM ebisu

台風直撃!開場時刻の頃は大したことなかったけれども、帰りは雨というか風が強くて大変でした。電車空き空きだし。そりゃ、普通はさっさと帰るよね。
今日は後ろの方でまったりと。リキッドで後ろから見るのは初めて。人はぎっちり入っていたけど、思ったほど大きくないんだなー、と今更ながら思いました。

VOLA & THE ORIENTAL MACHINE

ボラは時々えらい変拍子で、タイミング外されて「あれ?」とか思ったけど、あれでちゃんと合ってるのがスゴイなぁ。歌とかはちゃめちゃに聴こえるんだけど、カッコよかったです。ベースが好きかも。中畑さん結構吠えてた。
どうやら、ボラはライヴが天災に遭遇しがちらしく
「台風だねー。この前は地震だったよね」
「災難だよね」
「自然災害だよ」
ってかんじの会話が繰り広げられていました。
最後から2番目の曲のときに
「ちょっと余興を…出てきてもらおうか、五十嵐くん」
すると、ギターを背負った五十嵐さんが登場!珍しくTシャツです。今回のイベントので、白と赤のやつを。
「ボラの曲を弾いてもらったら、どんな風になるかと思って」
と。この時の五十嵐さんのギターが赤のストラトで、ボラのギターの方もストラトだったので、
ストラト兄弟」
とか言われてたり(笑)
人のバックで弾く五十嵐さん、なんだか不思議。ギターを持たないアヒト氏は手をぶらぶらさせながら、不思議な動きをしながら歌ってました。ギターヴォーカルの人って、ギター持ってないと手持ち無沙汰で変な動きするんだよね。
1曲終わると、五十嵐&アヒトはガッチリと握手を交わし、そのまま五十嵐さんは去っていきました。ギターの人の肩をポンポン叩きつつ。
「時は金なり…じゃなかった、時が経つのは早いもので、最後の曲です。この後はシロップが。この人(中畑さんを指しつつ)はずっと。」
「あ、今日はビックリ中畑大樹祭りだ!」
って、今更かよ、と(笑)最後の曲が一番好きでした。

Syrup16g

わかっちゃいたけどさ。本編10曲、オール新曲。やってくれるなぁ。
まず中畑さんが登場。太鼓をめためた叩いているとキタダさんが出てきて、ベースを弾き始める。五十嵐さんは着替えちゃってました。いつもの黒いシャツ。登場してギターを準備すると、そのまま1曲目に突入。出だし早々に間違えてませんでしたか?五十嵐さん(笑)英語だったり日本語だったりの歌詞だけど、洋楽のカバーっぽく聴こえました。ボラの影響受けてるのかな?ってイメージの曲調。
「あー、Syrup16gでーす…ですよ〜?(語尾上がり気味)」
と、不思議な挨拶。なんか今日、よく喋ってましたよ五十嵐さん。
曲の合間は割と静かだったんですが、それに対して
「静かだなー」
と五十嵐が言うと、ちらほらとメンバーの名前を呼ぶ声が。手を振って応えるキタダさんが素敵。中畑さんは
「うるせー」
とか言ってたけど(笑)
4曲目にアコギの曲があったんですが、これが凄く良かった。あと、印象に残ったのがサビに『さよならー』歌詞があるのと、『君をなくしてしまう』ってかんじの歌詞がある曲。
8曲目が、ギターを掻き鳴ると共に歌が入る曲だったんですが、その声が心に直接響くかんじで、ほんのり泣きそうでした。新曲なるべく覚えたいと思ってたのに、多すぎて把握できません…。柔らかい印象の曲が多め。激しいのも2曲くらい。左足が結構上がってるのが1曲(笑)


今日の五十嵐さんは言動がやたらかわいらしかったです。
アコギを準備しながら下を向いてて、ふと顔を上げたらマイクに頭ぶつけっちゃったり。(ゴン!って音が結構響いてました…)
6曲目かな?激しめの曲が終わった後、タオル(イベントグッズのやつ)で顔を拭いて、そのまま頭もガシガシ拭いたら髪の毛がボサボサになっちゃって。お客さんも結構笑ってて。
「羞恥心とかないからさ」
とか言いながら、髪の毛をねじりながら直してみたり。かわいい。
お客さんの一人が「この日のために生きてんだよ!」と叫んだのに対して
「後で楽屋おいで。チョコあげる、チョコ」
って言ったのに、後から
「チョコなんて持ってねえよ」
と。ひどい!(笑)
そして、「CD出して!」の声には
せーの、俺に言うなよ」
…せーの、って誰と声合わせて言おうとしてたんですか(笑)


本編ラストの曲の前に
「こんな即興ロック○○遊戯(聞き取れませんでした…)ばっかやってると、お客さん減っちゃうね」
と。すると、客席から『そんなことない』的な反応が。
「その一票が…一票がね…」
その後言葉が続かない。『一票』という言葉が出たはいいが、その後何を言えばいいのかわからなくなっちゃったみたいです(笑)
「青春パンクって昔流行ったでしょ?…昔でもないか。青春パンクって大っ嫌いだったんだけど。」
恥ずかしいと思いながらも、青春っていいよね、みたいなMCでした。(あやふや)
「30過ぎて青春でもいいよね?」
「まぁ、嘘は置いといて」
…嘘だったの?
「行くよ、中畑くん」
と、中畑さんと顔を見合わせながらラストの曲へ。五十嵐流の青春パンクなのかな?でも、残念ながらあなたが作ると青春パンクにはなりません(笑)でも、シロップにしては明るめな曲でした。


アンコールは、まず中畑&アヒトが肩をガッチリ組んで登場。そして、左右に別れてぐるーっと後方へ回ってまずアヒトがドラムセットの所に。唐突に始まるドラムソロ!カッコイイ!さらに中畑さんも加わって、ツインドラムセッション。やばいよカッコ良すぎるよ!この日一番の興奮でした。
すると、この日のメンバー全員が現れ楽器の準備。ツインギターはよくあるけれども、さらにツインドラム、そしてツインベース!こんなの初めて見た。そして五十嵐の奏でるイントロはリアル!圧巻でした。一番凄かったのはドラム二人。言葉では言い表せませぬ。カッコよすぎて鳥肌たったよ。


全体を通して。
新曲だらけで、それを全て覚えておきたい、と思いながら聴いていたので、あんまり楽しむってかんじじゃなくなっちゃったかも。
新曲は、好きな系統の曲もあったから楽しくなかったわけじゃないんだけれども、曲にすんなりと入り込めなかった。シロップのライヴっていつもステージに吸い込まれそうな感覚に陥ってしまうんだけど、アンコールまでそうならなかったからなぁ。
できたばかりの曲をやってくれるのはもちろん嬉しいんだけどね。発展途上だ、ってことがわかるし、期待もできる。でも、知らない曲をたくさんやられるより、よく聴く好きな曲をやってもらった方が、正直嬉しい。ツアーだと、ほぼ半分を占めるアンコールで既存曲もやってくれるからいいんだけど。今日はアンコールがリアルだけだったから、不完全燃焼なかんじ。物足りなさが残ってしまった。今回に限ってはあそこで終わっておくのがいいんだろうけれども。
思わずアンケートに「新曲以外も聴きたいです」って書いちゃったよ。その前に、新音源が欲しいです、切実に。