桃園の誓い−vol.2・Unplugged− @渋谷屋根裏

馬鹿と天才は紙一重と言いますが、私の場合もうフィルターかかっちゃってるので高野哲と言う男は天才としか思えないんですけど(うわー)単独行動見てるとさらにその思いに確信を持ってしまうんだけど、世間的に見てどうなんだろう。
まぁ、天才とかあんまり言われたくないだろうし、言いたくもないんだけど。
高野は自由に歌う人だなー、と思う。
元の曲がどういうものなのかに捕われず、歌っているその瞬間に感じたことを素直に音にしているように思えた。
今日の帰りに友達と話してて「高野はアドリブの天才だ」というノア嬢の言葉に物凄く納得してしまいました。
アドリブってのは感覚的に行うものだから、やっぱり音楽で自分を表現する、という能力に長けているんだろうなぁ。
それが強すぎて、時には歌いながら涙を流してしまう。
何が言いたいかというと、今日のライヴはそんな高野の魅力が溢れに溢れた素晴らしいものでした、ってことですよ。体験できて良かった。


…これ後で読み返すと、自分が書いたくせに自分でドン引きなんだろうなぁ(笑)



宗大さんと勝さんが来てました。ドリンク引き換えに行ったら、たまたますれ違ってビックリ。宗大さん間近で見るとホントにデカイよ!
あと、ゴリマチさんが普通に並んでチケット買って座って見てました(笑)


*SET LIST*
1. she(Elvis Costello
2. orion, can you wait?
3. ハーメルンLA-PPISCH)
4. sorrow flows the midnight
5. さよならダヴィンチ
6. Baby Baby


デコレイションされた会場は高野曰く
「一歩間違えると屋根裏炎上、ってことになりそうなステージ」
ステージ上やアンプの上には色とりどりの花が飾られ、蝋燭の火がゆらめいている。そんなかんじ。


カジくんの前説(?)の後、彼やカッパさんに促されるようにして現れた高野を見て、会場中は大爆笑!だって、あの高野がスーツ姿?(+サングラス)ですよ!(笑)下はいつもと同じパンツかも、との疑惑が上がりましたが、上は白いワイシャツにナナメボーダーのネクタイをゆるく締め、黒いジャケットを羽織ってました。


「別に七五三帰りでも、L.A.あたりで容疑をかけられてきたわけでもなく…。unpluggedだと聞いていたのにすっかり忘れてエレキを持って来てしまったので、服装くらいは、と貸し衣裳屋に走りました。」
6/24付けの俺様日記に書いてあったネタですね(笑)


「カッパちゃんピックないよー。」
と、カッパさんにピックを持って来させるも、
「……………あ、あった。」
普通にマイクスタンドに差してあるじゃん!


そして、ギターを弾き始めるもいきなりお得意のアドリブ。コテコテのブルース調(?)で舌巻きまくってます!みたいな歌い方(笑)あれ、何だったんだろう…。引き終わったところでちょうどサングラスが外れてしまったみたいで。外したまま続行。


ちゃんとした1曲目はshe。これ、前のソロの時にもやってたから覚えてる。前回ほどたどたどしくはなかったかな。カンペも見てなかったみたいで、歌うことに集中してる様子でした。


1曲終えて、
「普段はnilってバンドをやってます。」
と、簡単に自己紹介。その後何か言うのかと待ってたのに、
「………まぁいいや」
と、話を切ってしまったので、なんだよーと。


次の曲はorion, can you wait?
やっぱり自分の曲だからか、この曲をやっている時は、その場の空間が全て高野の声に支配されているかのような感覚に陥ってしまいました。圧倒的。姿勢を正して、できれば正座で聴きたいくらい。ソロだからテンポも自由だし感情入りまくりで。そのせいか、歌詞がバンド形態の時よりも真っ直ぐに響いてきてたような。
「良い曲だなー。」
ってまたかよー(笑)でも、こういう風に言えるから、良い歌を歌えるんだろうなぁ。


その後のMCはあんまり覚えてないんですが、
「こういう風にステージで歌うこと」「昨日ビッグ・フィッシュっていう映画を見て…(感じたこと)」に共通性がある、みたいなことを言っていました。
次の曲は日本語曲のカバー。なんだか恐い歌詞に思えたんだけど、違うかなぁ?


LA-PPISCHハーメルンという曲でした。裏話をすると…先週、ツアーファイナルがあったんですが、その時にいろんな人が来てくれて、MAGUMIさんも来てくれて。その打ち上げで夜明け頃にカラオケやりたくなって。FURUTONと一緒に歌ってたらサビの一番良いところでMAGUMIさんがマイクを取って。(歌ってくれたらしい)」
ビッグ・フィッシュって映画は、俺の解釈では『人を傷つけない少しの嘘で、より素敵なものになる』ってことをテーマの一つにしてると思うんだけど、このハーメルンという曲と合うと思って。」(このあたりの記憶が曖昧すぎるんですけど…)

「さっきやった(諸富栄二さん)も、新人ヴォーカリストの剛くんも、この後やるYUMIちゃんも、人を傷つけない少しの嘘を重ねて詞を作ってる。」
記憶があやふやで申し訳ありませんが、だいたいこんなようなことを言ったと思います。


「SAYONARA SONGのもう一つの…俺がアレして(何かを書くような素振り:作曲したってことだと思われます)…アレした曲を、やります。」
sorrow〜はアレンジが前回と変わってた。サビの一番高音になるところは敢えてマイクから声を外して歌ってました。申し訳ないけどこの曲はバンドよりも単独活動向きだと思います。ギターの音までが高野と一緒に歌っているように聴こえる。


「ノッてきた!」
と、そのまま続けてさよならダヴィンチ。
途中から泣いてたね。何かがプツンと弾けたかのような様子だった。最後の「夜空に空いた穴」を何度も繰り返し、語りかけるように声に出していました。



「まだ時間大丈夫?…あと1分?じゃ、最初の曲もう一回やる?」
と、最初の謎なブルース(?)をやり始める高野(笑)でも、
「最後に一曲やります。」
と、Baby Baby。これも初めはブルース(?)調に。
「音楽なんて最高だぁ!」って。
サビ前のベースを「タータータタタタ〜♪」(タじゃなかったかも…)と、口で歌ってました(笑)
「なぜだろう」は「なにゆえ」に変わってたらしい。
「無名のままでいいさ」は「お金は少しだけでいいさ」に。さらに、「コンビニでケチらないくらいで」「家賃+αくらいで」と、続けてました(笑)


…多分いろいろと間違いだらけなので、気づいたら誰か教えてください…。