アコースティックライヴ@TOWER RECORDS新宿店

開場時間ギリギリに到着すると、メンバーはすでに店内でチューニングなどの準備を始めていました。

なんか1/3くらいは喋ってるんじゃないかってくらいMCだらけですごく面白かったです(笑)
レポ書いてたらMCだらけになってしまったよ。
ていうか誰か私に文章能力を下さい。語彙が少なすぎて上手く表現できません…。
小高&壮さんはアコギ、悟さんは普通にエレキベース、龍さんは木製の楽器を手で叩いて音を出していました。(カホンという楽器らしい)


*SET LIST*
1. 夕暮れの 2. 体温 3. グッド・バイ 4. 月と手のひら


お客さんの方を見て、
小高「いっぱいおるなー」
と。でも、後ろの方は座られると全然見えないんだよー(泣)
小高「夕暮れの、という曲をやります。」


実はこの曲聴きたいと思ってリクエストしたので、とても嬉しかったです。
初めは前奏はなく、小高弾き語り風に。
徐々に音が加わっていっていくかんじで。
丁寧に歌っているなーという印象でした。
壮さんのハモリもとてもキレイ。
感情豊かに歌うのが、アコースティックだとより強調されるみたい。


小高「みんなのキラッキラした目で見られるとノ汗をかいてしまいます。」
石川「普段は暗いライヴハウスでやるから、こんなに明るいところ、お客さんとこんな近くでやるのはね。」
小高が悟さんに向かって、なんか喋る?みたいな素振りを。
合田「マイク足りなくてね」
石川「別にいじめとかじゃなくて(笑)ハモリの関係とかでね。」
でも、一言で全部持ってっちゃうからなー、みたいなことをボソリと。
小高「ノ汗大丈夫?」
と尋ねると、ポケットからゴソゴソとタオルを取り出し顔を拭き始める悟さん(笑)


小高「体温という曲をアコースティックバージョンにアレンジしようとしてみたんですが…」
と、ちょっと含みのある言い方をして、体温。
生意気なことを言えば、あれ?と思うアレンジの部分もあったけど、割と歌も演奏も安定してて良かったですよ。
こういう、ギターもベースもよく動く曲をアコースティックにするのって難しそうなのに。
4月のライヴでは思い強すぎて声裏返っちゃってたサビの頭も、激しさを秘めつつもきれいに歌い上げていました。


小高「次はグッド・バイという曲をやろうと思うんですが、ホームページからメールマガジンを登録してくれてる人は龍くんのコメントを読んで大体の事情を把握してくれてると思うけど、その人がいなかったら今の俺らはなかっただろうというくらいお世話になった人がいて。最初にやった夕暮れのという曲は今回アルバムと一緒にリイッシュー?された『千川通りは夕風だった』に入っていて、これは限定販売だったから、TOWER RECORDSがない県もあって手に入らないっていう声も届いていて。お祭り騒ぎが好きな人だったから、一緒に出してもう一騒ぎできたらいいな、と思ってノこれどうまとめたらいい?(笑)」
と、龍さんに話を振りながら始まった、グッド・バイ。


そんな話を聞いた後だったから、物凄くまっすぐに歌詞が入ってきた。
ハモリは龍さんがやってました。
さようなら、の響きがとても寂しく切ない。


小高「次で最後の曲なんですが…」
と言うも、お客さんは無反応(笑)
小高「まぁ、頃合いということで(笑)」
小高「昨日の夜7時から9時までスタジオで練習してたんだけど、終わってみて、これマズいんじゃ?ってことになって急遽スタジオを取ろうってことになったんだけど、どこも空いてなくて。新歓ライヴの時期って…もうちょっと前なのかな?」
石川「俺が思うに、みんな新しい生活が始まって、新たな気分でバンドやろう!って始める人が多いんじゃないかな。」
小高「その人たちのために、その人たちのせいで!(笑)俺らはスタジオが取れず、カラオケに行ったんだけど。まぁワンドリンク頼まなきゃいけないから頼んで、部屋にあったテーブルをガーっと退かして。悟はカラオケのジャックにコードを挿して。そしたら、すげー良い音で。スタジオよりも良い環境でね。…SWING GIRLS見た人おる?…管楽器はあぁいうふうにデカイ音出ちゃうけど、アコギならね。で、安心して練習してたんだけど、一回タイムサービスかなんかで店員さんがガラー、っと入って来て。固まったね(笑)店員さんも固まってたけど、彼はプロだったね。」
石川「外から見たら真っ暗で何やってるかわからないからね。」
小高「あの後しばらく俺ビクビクしながらやってた(笑)」
小高「俺らがインディーもインディーの頃、自分らでCD作って、宅録とかでやってる頃ね。赤いジャケットのCDがあるんだけど、あれはカラオケ館だっけ?…リキッドルームがあった所の下のカラオケで録ったんだけど。部屋の外でかかってる音楽がうるさくて。モー娘。だったと思うんだけど。」
石川「モー娘。だったね。」
小高「したら、龍が受付に下げてくださいって言いに行ったんだよね(笑)で、ちゃんと下げてくれたんだっけ。…もしかしたら、あの赤いCDにはモー娘。が入ってるかもしれない(笑)」


そんな暴露話もあり、ラスト、月と手のひら。
やっぱり、情景描写がとてもキレイ。
店内を包み込むように響く音が、とても温かくて優しい。
今までに何度も書いた気がするけれど、歌をしっかりと聴かせることができるバンドだな、っていうのをここで確信できました。
アコースティックのシンプルなサウンドに乗った小高の歌声がね、とても力を持っているように感じてスッと心に馴染んできて。
それだけじゃなくて、月と手のひらという曲は後奏部分が長めでそこが聴き所のひとつでもあると思うんですが、そこもキレイにまとまっててとても良かったです。
上手くまとまらないのは私の文章です…とにかく、こりゃツアーも必ず行かなくては!って気持ちにさせるアルバムとライヴでした。